150話 ページ10
真琴「ハルも怜もAも心配してくれてるんだ。家出の理由位は話すべきだ。」
『私理由は知ってるんだけど…。』
遙「渚…」
怜「そんなに僕達の事が信用出来ませんか？」
渚「違う！ごめん心配かけて。そうだねちゃんと話すよ。Aちゃんも一緒にお願い」
『うん。』
結構思い悩んでるなぁ〜。
渚「僕水泳部を辞めさせられるかもしれないんだ。」
皆「えっ？」
怜「なんでまた…」
渚「実はこの間のテストの成績が悪くて僕の親は特にそういうのに煩いんだ。それで水泳部を辞めろって。でもそんなの納得できる訳ないしそれで家を飛び出して来ちゃったんだ。」
真琴「でもそれなら成績を戻せばいいんじゃないか？」
怜「そうですよ！勉強なら僕が教えます！僕がご両親に伝えれば。」
『そこまで甘くないのよ。渚のご両親は。』
渚「Aちゃんの言うとおり。僕の親は一度駄目って言ったらきっと許してくれないと思う。」
怜「でもきちんと話せば…。」
渚「だから！聞いてもらえないんだってば‼」
『渚…。』
怜「渚君。」
真琴「でもこのままって訳にはいかないんじゃないか？」
渚「それは分かってるんだけど…」
怜「渚君は…このまま家に帰らなかったらいつかはご両親が水泳を認めてくれるとそう思ってるんですか？」
渚「うん。」
まぁ考えたら無理だけど特に渚の場合はこれがいいと思ったんだろうね。
怜「それが認めされる事になるとは本気で思ってるんですか？認めさせたいならもっと別の方法があるんじゃないですか？仮にそんな方法でご両親に水泳を認めてもらって渚君は全力で泳げるんですか？」
真琴「怜、それぐらいで。」
『でも怜が言ってるのは正論だと思う。でも渚、ご両親に認めてもらう以前に渚は言ったの？ご両親に。』
渚「え？」
『…ここなら見つかる可能性もあるから悠長に話してられないからあとで。大丈夫、皆で解決の糸口を見つければいいでしょ？まこ何処かいい場所ある？』
真琴「え？」
岩鳶SCRETURNS
怜「やっぱりここですか。」
『とりあえず奥に行きたいけど…』
嫌だ…
真琴「暗いしおばけ出そうだから嫌！」
怜「そんな非理論的にありえません！ってAさんも?!」
『私は…暗い所が無理なだけだから…。』
怜「そ、そうですか？」
真琴「取り敢えずここでこうしてたら見つかるからどっかに隠れよう！」
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作者名：reina | 作成日時：2017年11月25日 23時
