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肩など包帯や湿布を貼り終え看護師が病室を出たあと


『…ふぅ……』


昂輝「……A…もしかしてあの看護師達が怖かったか?」


『え?…いや、……どうだろう??』


昂輝から少し目線を逸らし困った様な苦笑いをしながらそう言う


昂輝「正直に言ってくれ。」


『……怖かった…少し………』


昂輝「自分の家のメイド達も怖いと思いそうか…?」


『…分からない……人に殴られた事が無かったから顔の所に手が来ると少し怖くて…』


昂輝「……今俺が伸ばしてるこの手も怖いか?」



そっと手を持っていきAに聞いてみる昂輝


『ううん、怖くない…。……PTSD…か……はぁ何やってるのよ自分。』
しかも女性に対するなんて…


昂輝「自分を責めるな。Aは何も悪くない暫くゆっくり休もう。」




「失礼します。公爵様、警察の方が来ていらっしゃいますがどうなさいますか?」


『リック……日本に居たのね…?』


リック「私は公爵様の執事で御座います故、
それで、どうなさいましょう?」


昂輝「いや、今日は検査もあって疲れてる。俺は休ませたい。」


リック「私も同意見でございます。」


『いいえ、お通しして。』


昂輝「だが……」


『時間を決めればいいわ。そうね…今日は10分でお願い出来るよう言ってもらえる?』


リック「かしこまりました。」


昂輝「A…」


『その代わり……昂輝くんも同席願いたいわニコ』


昂輝「当たり前だ。」


リック「お嬢様、警察の方が10分で宜しいと」


『分かったわ、お通しして。ニコ』


リック「どうぞ、」


「失礼します。警視庁の最上です。」
「失礼します。同じく警視庁の山中です。」


『初めまして、A・チェスター・碓氷・ウォーカーと申します。ニコ態々御足労頂いて感謝致します。』


「いえ、目覚められたとお聞きしましたので。」

「早速ですが話を聞かせて頂きたいのですが……」


『はい。まず御手洗から戻って昂輝くんと外の所で待ち合わせをしていてその時に後から口…前から目を抑えられて息がしづらくなって多分落ちて…水を掛けられて目が覚めました。』


「衛藤さんは服が濡れている事に気付きましたか?」


昂輝「はい、着いた時にAの髪も服も濡れていました。」


「続きをお願いします。」


『はい。』

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reina(プロフ) - 銀狼さん» 読んで頂いてありがとうございます!これからも楽しんで頂けるよう頑張ります! (2019年6月20日 23時) (レス) id: b487513a6a (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 完結おめでとうございます!reinaさんの作品をこれからも楽しみにしています!次回作も読まして頂きますね! (2019年6月20日 23時) (レス) id: c5721a90b8 (このIDを非表示/違反報告)
reina(プロフ) - 深雪さん» 今後の展開をお待ち下さい。 (2019年6月7日 12時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - しゅじんこうが、こういしょうでませんように。 (2019年6月7日 11時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
reina(プロフ) - 結愛さん» 読んで頂いてありがとうございます!分かります!マリアージュの後の話も読んでみたいなと考えながらよく書いてます! (2019年3月29日 17時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:reina | 作成日時:2019年2月25日 19時

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