長月夜の妹は2 (ページ5)

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『うん、出来る。やってみせる…』

「…どうかしたか？病人…では無さそうだ」

『はい、病人ではないです。長月Aです。今度ここで撮影させて頂きます』

「…あぁ…この前言ってたあれか…でそれがなんの用だ？」

『あの…人形を使わせて頂けませんか？』

「A！？すいません…こいつ…」

「人形？なんでだ」

『少しでもリアルに近づく様に練習したいです。5分の休み時間でもいいです。練習をさせて頂けませんか？出来れば指導も…』

「いいんじゃない？黛先生、こっちは今は人手足りてるし」

「雪野、はぁ…元々ドラマの撮影の時俺が指導する。
俺は黛晶だ。もしやるなら今からなら少し時間がある。やるか？」

『黛さん…お願いします。』

「A…1時間だ！1時間が限度だからな？！」

『うん。』

「じゃあこっちだ。」

「すいません…雪野先生。」

「いえ、えっと」

「ツキノ芸能プロダクションマネージャーの神崎です。」

「そうですか。ここからなら練習あるする所が見えるので見たらどうですか？」

「ありがとうございます。」