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「さっきのは1回忘れて同じシーンの取り直し行くよ。」


『はい。』


「よーい」



カツカツカツ
『小児、病棟……ピアノある…


キラキラ…ひ…るお、らの星、よ…』


♪〜♩〜♪〜♬〜♫〜


パチパチパチ
「せんしぇしゅごい!」


『…お名前は?』


「とーま!せんしぇは?」


役柄と同じ…


『私は青石遥よ。』


「はる、せんしぇ?」


『えぇ、そうよ。とうまくんおてて出してみて?』


「はーい!」


『脈も正常…動きも悪くないね…とうまくん、看護師さんが来る前に病室戻ろうか??』


「うん!」


『よしじゃあバイバイ。』


「バイバイ!」



「カット!休憩!!」


『お疲れ様です。えっと隼也くんお疲れ様です。』


「お疲れ様です!」


『監督さっきのシーンどうですか?思いっきりアドリブなんですが…』


「いや、逆に良かったよ!字幕はこっちで何とか出来るし」


『そうですか…なら良かったです。あのさっきのNGシーンの映像焼き増し出来ますか?出来れば2枚』


「うん?出来るよ。」


『ありがとうございます。あ、私救命見に行ってきます』


葵「Aちゃん付いていくよ。」


『葵くん、ありがとう。』


葵「大丈夫。ほら行こう?」


『うん』



救命

『黛先生、さっきの男の子…敬太くんどうでしたか…?』


黛「……心破裂で亡くなった…」


『……そんな…ごめんなさい、私がもう少し早く気付いてたら…』


黛「本物の医者でも気付くのに遅れることはある。
逆に長月は頻脈にまで気付いたそれは凄いことだ。

お前が教えてくれた状態から直ぐにエコー出来た。」


『…私撮ってる時に気付いてたんです。頻脈と心臓の動きが早いのに…


でもここでいきなり止めたらダメだって考えて最後までやっちゃって…気付いた時に止めておけば…こんな事にならなかったですよね…』


黛「違う。心破裂を起こしたのは1回収まった後だった

…お前は助けれたんだ。処置は出来た。

だがその後20分後に心停止して心破裂を起こした。」


『……でも、』


黛「お前のせいじゃない」


葵「…あの1回は処置出来たんですよね…?ならどうして…」


黛「元々心臓に疾患のある患者だ。


だが幸運だったのは撮影していた所に居合わせて居た事だ。」


『え?』


黛「あれがもし1人の時に心破裂していたら即死だ。あの時直ぐに人が近くに居たから30分間は助かったんだ。」

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作者名:reina | 作成日時:2018年7月13日 0時

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