弥生春の姉は…2

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数ヶ月後
『志季くん、今日は』


志季「こんにちは。体調はどうだ？」


『いいですよ…今日は特に』


志季「それなら良かった。一応後ろに車椅子積むぞ？」


『お願いします。』


志季「やっと歩ける様になったな？」


『うん。体重はまだ全然ですけど…逆に少し落ちたし…』


志季「今日は映画館だ前に観たいと言っていたアニメのな」


『やった！あれ見たかったんです。』


志季「その後時間くれるか？」


『はい…あっ』


志季「大丈夫か？」


『うん、志季くんありがとう…』


志季「歩き始めたばっかりだからもつれるんだろう。掴まっていいぞ？」


『ありがとう…もし記者に写真でも撮られたら…』


志季「撮られてもいい。」


『え？』


志季「何でもない」



『面白かった…』

志季「それなら良かった。お茶買ってくるから少し待ってろ。疲れただろ？？」


『うん…ありがとう』
那月あーいうの好きになったかな？？



「ねぇ」

『はい…っ！？』
カメラ…にボイスレコーダー！記者…？！


「君さっきまで篁志季くんと居たよね？
映画観て？手握って？普段の志季くんはどんな感じ？？」


『え…あの貴方なんですか…？』


「それよりどうなんですか？
恋人ですか？ご結婚はいつ頃に？あ、その前によく笑えますよね〜笑息子さん亡くされたのに」


『っ！ぃ、ｨｬ､』


「それとも息子が必要無かったとか？」


『い、た、』
怖い…


「実の父が殺した時の『いや！た、助け…』答えて下さいよ〜」


志季「何してる。」


『あ、』


「いやぁ取材ですよ取材！」


『……』


バタン
志季「A！救急車…もしもし、女性が倒れました。場所は〜はい。A！貴方何をしたか分かってますか？人を追い詰めたんだ。
苦しんで居る彼女を。」


「か、か、勝手に倒れたんだ！知るか！」


志季「貴方をどうするかを事務所と相談します。敵に回してはいけない人を敵に回したからな」


「っ！まあいい。こっちはネタが出来たからな！篁志季、弱った女に付け入るいい記事になりそうだじゃあな」


志季「ちっ…A、A…目を話すんじゃ無かった。やっと立ち直って来ていたのに…」

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