弥生春の姉は…2

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金曜日の夜


『んー。いい家無いなぁ〜』


志季「なんだ家探してるのか？」


『うん、ここ芸能人専用の寮だし…もう体調も戻ったしね？』


志季「それなら俺も探すの手伝うぞ？」


『え？いいよ…志季くんの方が忙しいよね？私1人でも探せるよ！』


志季「…寂しい事言うな。一緒に探せばその間傍に入れるだろ？ダメか？」


『…ダメ…今作曲の仕事詰まってるって灰月さんに聞いたんだから。』


志季「……」
何故バレてる…


『なんでバレてるって考えた？』


志季「っ…そこまで読み取れるのか…」


『あ、当たった笑
灰月さんに言われてたの。しーくん今回は多分逃げようとするって』


志季「…しーくん言うな…」


『ふふっ♪うーん…ねぇ今度のオフいつ？』


志季「オフ？明日がオフだが…」


『よし、私も明日休みなんだよね笑


志季くん、今から海行こっか？？』


志季「は？」


『ほら、貴重品と眼鏡とマスクと帽子持って裏に来て？』


志季「もう決定か…分かった。少し待っててくれ。」


『ゆっくりでいいよ。私も多分遅いし笑
そうだね…じゃあ20分後に下集合！』


志季「あぁ分かった」
Aは突拍子も無い事思いつくな…


『よし、これでOK…』



『志季くんお待たせ。』


志季「何処行くんだ？」


『8時間以上掛かる場所♪』


志季「8時間…？Aが海に行くって言うから一応着替えは持ってきたが」


『流石♪私もドライブしたかったし？まあ飛行機で行った方が早いけど？いいかなって』



志季「何処に行くんだ？」


『んー鳥取か和歌山かな』


志季「両方遠いな」


『でも気持ち的には鳥取だから鳥取行こう！』


志季「既に高速乗ってるもんな…迷いがないな」


『途中SA寄るけどそれまでは寝てていいからね？』


志季「あぁ……わるい少し寝る」


『ふふっ♪どうぞ、おやすみなさい笑』

こうやって海行くの久しぶりかも。
最近行く時は志季くんが運転してくれてたし…


取り敢えず日帰りだから14時くらいには鳥取出た方がいいよね？

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