堀宮英知の妹は……2 (ページ20)

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ピピピピピロリン

ガチャ
壱星、壱流「それで提案って？？」

『壱星、星流…二人共ここに住んで？？』

壱星「え？！」
いきなり何言ってるの！？

星流「ほんと？！やったー！」

A頭にあった唯一のネジぶっ飛んだか？？
と双子は思ったそう…

壱星「いやいやまだ二人共結婚して6年だよ？？子供だって出来るかも知れないのに…」

『私は普段家で仕事するの。

星流は小学校入る前…
壱流と壱星は仕事で遅くなる時もある。

星流を一人に出来ない。今まで一人にしてたのにこんな都合いい事言ってごめん。でも私がしたいの！』

壱星「…でも…」

『元々よく泊まってたから二人も馴染みある場所…

それに普段一人だと怖いから…』
この1年間悪夢しか見なかった…

事故の事覚えてる…飲酒と薬で暴走なんて絶対一生許せない

私達の人生が変わった瞬間だった…星流も大切な"ママ"を失くした…

私だって人生初の親友でお姉ちゃんを失くした

壱流「A…」
あの事故がどれだけの傷か…

『それに星流のお母さんになりたい』

壱星「え、でもそれはAの負担が…」

『全然負担なんかない
壱星と星流がいいならお願いします！

勿論養子にするとかそんなん絶対しない！
絶対凛音の名前を消す事はしたくない…

それにちゃんとお父さんは居るもん。

形だけでいい。それに星流の成長をしっかり見たい！私は…星流にそれくらいしか出来ない。』

壱流「A…しっかり考えたんだな？」

『うん。勿論…』

壱流「壱星、いいんじゃないか？俺も住むのも星流の母親代わりになるのはいいと思う。」

壱星「…うん…でも凛音の場所は…無くならない？」

『…星流、私星流の"お母さん"になっていい？』

星流「お母さん？ママじゃなくて？？」

『うんお母さん。星流のママは1人！久我凛音ただ1人なの。私はお母さん、久我Aは壱流の奥さんだから戸籍では星流と違うの』

星流「？？どういうことー？」

『星流の母親の欄には名前は書けないけど…
しっかりお母さんだから。

でもママじゃない…星流のママは1人。

私は二人目のお母さんよ。』

星流「お母さんだね！分かった！！パパAちゃんがお母さんになってくれるってー！」

壱星「うん…星流、Aはお母さんだよ。でも星流の"ママ"は凛音1人だけだからね？」

星流「うん！」

　