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『ブツブツブツ』
「なぁ、夜さんAの奴何してんすか。」
「あぁ、A新学期すぐにあるテストに集中してるんだって。」
特別ドラマの撮影の中一人白衣を着た状態で眼鏡をかけて教科書を見ながらブツブツ何か言っていた
翼「へぇ〜?(笑)」
大「翼、邪魔してやるなよ。」
翼「しないってば!流石に勉強してる人にちょっかい出さないって!もー大ちゃんってば酷いんだから〜(笑)」
『うるさい…デス、公式抜ける。』
翼「えっ、俺だけ!?」
大「だから邪魔するなって。
翼はこっちで飯食うぞ。」
翼「ちょ、大ちゃん!?引っ張んなくても行くよ?!」
夜「A、少し口開けて…あーん」
『あー。』
夜「もぐもぐして。」
『モグモグ』
夜「ゴックン。」
『……。』
勉強に集中しているAは利き手にお箸を持っているものの全く昼食手をつけられておらず見かねた夜が具を小さくしながらAの口に入れて親鳥の様に餌付けしていた
夜「…葵、やってみる?」
葵「いや、それ出来るの夜だけじゃないかな?(苦笑)
Aちゃんも器用だけど夜との連携プレーがないと無理だと思うよ?(^^;;」
夜「黙ってたら可愛いんだけどね、最近は残念な部分が目立ってるから。」
葵「夜が陽に対する言い方になってる。笑
でも学校にも行くようになったし夜的には少し寂しい?」
夜「うーん、まぁそうかも。結構色々あったしね。」
葵「確かに…。」
1年前のことを思い出しながらそっとAに視線を向けて少し笑みがこぼれるのだった
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作者名:reina | 作成日時:2020年2月4日 2時