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神崎「売上も重版掛かって伸びてるし編集長も今回の事は全て水に流す、だそうだ。」
『そっか……良かった。ニコ』
事務所にて仕事の打ち合わせをしていた時にそう話を聞き一安心するA
神崎「じゃあ次、葵くんとAにnnの撮影依頼が来てる」
『コンセプトは?』
神崎「恋人との愛し合い方。」
『……待ってそれハードル高くない?』
神崎「そうか?葵くんと恋人だろ?」
『そうだけどそうじゃなくて。あんな初心な葵くんが出来ると思う?』
神崎「何気に酷いぞお前…(苦笑)
けど危惧してる事は分かる。月城さんもそこは気にしてた。Aは未成年だし葵くんとの事は公表してるとはいえ嫌がるファンも多いだろうから露出は控えめにするつもりだとは聞いてるぞ。」
『つもりなんだ?』
神崎「あー、まぁベッドシーンもあるかもな。タイトル通りの要望も言われるかもしれないな。比較的ライトに撮るとは言ってたしこっちとしてもそこまで心配はしてないがどうする?」
『うーん、出ようかな。
私のライブも明後日だしまだドラマもあるから宣伝になるでしょ。ただ私はともかく葵くんが色恋事情の撮影とか難しいと思うけどね。元々そういうの苦手でしょ?』
神崎「そうなんだよ。お前はな、比較的オープンというか夜くんの妹なのか不思議なくらい性格が陽くんそっくりなんだよ。」
『え、それは嫌なんだけど。笑
そんな変態と一緒にしないで??』
神崎「お前それ聞かれたら絶対こそばされるぞ。」
『あーだと思う。
でも受けるって言っておいて?』
神崎「了解。後はこれドラマの台本。残り3話分だけど一気に貯め撮りするって言ってたからスケジュールが結構キツイぞ。」
『それくらいどうって事ないよ。あとは?』
神崎「学校にしっかり行ってくれ。2年になったら学校の方にしばらく力入れるから仕事は少し減らしていくぞ。」
『……えー、それより仕事したいなぁ〜。』
神崎「はぁ……A、お前3年になった時どうする気だ?」
『どうするって?』
神崎「大学進学とか。」
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作者名:reina | 作成日時:2020年2月4日 2時