長月夜の妹は6 (ページ32)

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陽葵「ほ、細すぎた…。」

『役柄もあって身体絞ってるからね。
取り敢えずこれで採寸も曲決めも終わったけど…2人とも踊れそう？？』

麻里奈「何とか。」

鏡花「うん、細かい所は教えてもらえれば問題は無いかな。」

お弁当を食べた後麻里奈→鏡花→Aの順でサイズを測った

『何もこの振りをするって訳では無いから大丈夫だよ。ステージによっては見え方とかで変えなきゃいけないし。』

伊澄「でも問題は練習する時間…じゃない？」

『そう、そこなの。私はドラマの撮影もあるし自分のライブに向けての打ち合わせとか振りもやらなきゃいけないからどうしても学校に来る時間も減るし2人に教える時間も少ない。』

陽葵「その上3年生送る会まで2週間…普通なら絶望的ですよね。」

『最悪1年生の皆には悪いけど私の方で全ての準備が出来る可能性もある。セットも証明も衣装も。』

鏡花「どうやって？流石に2週間で準備は…」

『2日前までツキプロは何があった？』

鏡花「え？あ、ライブ…」

『そう。その上私自身3月にライブがある。衣装、道具、照明に関しては特に心配する必要も無い。』

麻里奈「でもそれってそう簡単に借りれるものなの？」

『んー、難しいだろうね。私が各所スタッフに頭下げてお願いしてやっと通るかも。』
まぁそれ自体に問題は無いんだけどそれを使うメリットについてだよねぇ。

鏡花「それは出来る限り使わない方がいいかもね。」

『いや、使うのは多分平気。社長にちゃんと筋を通して話せばいいし、でも借りるにしても何かしら条件が必要になるんだけど…』
3月のQueen発売日が確か3月14日辺りで2週間後の撮影がそれだから……

伊澄「A？」

『そっか、ある。方法…ライブも1日なんだもんこれならいけるかもしれない！ﾆｺ』

「「「「え？」」」」

Aは脳内で考えている事を何の説明もなしに4人に意味の分からない部分だけ話すので4人は困惑する