長月夜の妹は5 (ページ36)

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葵「…Aちゃん狭くない？」

『んー？大丈夫じゃない？葵くんこそもっと近付いた方が落ちないよ？ふふ笑』

葵「ｯ、や、こ、これが限界…！」

Aの提案で一緒にベッドで眠る事になった葵は普段では有り得ない距離感に戸惑う

『ふふ、笑まぁ今はこれでいいかな。
にしても葵くんってピュアだよね、たまーに積極的かと思ったら恥ずかしがるし。』

葵「寧ろなんでAちゃん照れてないの……//」
シングルベッドにこれは近いし…

顔は背けていて見えないが声で照れているのが分かった

『んー、照れる事？？お兄ちゃんとも陽兄とも小さい頃からこうやって寝てたしなぁー』

葵「だ、って…あんまり恋人らしい事は出来てないけど……俺たち、恋人だよ？？」

『うん、そうだね。でも恋人らしくあろうって気を張っても仕方ないでしょ？素で居られる人と普通に過ごすのがいいとA…私は思うよ？笑』

葵「…ふっ、ふふ。笑うん、そうだね。」
Aちゃんらしいな笑

『リラックスリラックス♪』

葵「うん笑」

『葵くん、私からも話いい？』

葵「うん？どうしたの？」

『ツキプロライブと私の誕生祭の時宜しくね。』

葵「え？」

『……少し…本当に少し不安なんだよね。(苦笑)
アイスタのライブは他に先輩が居て引っ張ってくれて歌もキャラクターの歌って思って歌うから上手く歌えるし…。

でも今回って私の持ち歌になるでしょ？』

葵「うん、そうだね。」

『それが…凄く不安。
CDと声の感じが変わったら…リズムがズレたら……所詮この程度って思われたらどうしようって。そう思ったら今までよりもっと…もっともっと練習しなきゃって思って。

元から結構歌の練習は夜遅くまでやってたけど…けどそれ以上に増やして体調崩してこうやって沢山の人に迷惑かけて…正直自信が無い。』

滅多に他人に漏らさない弱音を吐いていくA

こんな事話すとか葵くん困るよ…ね。何言ってるんだろう、早く撤回しなきゃ