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優花「やっぱり脳梗塞…ですか……」
お母さんにすぐ電話しなきゃ…


Aが簡易ベッドで寝てる隣で話をする


「はい、今すぐ入院してもらいたいんだけどお母さんは?」


優花「今用事があって…入院手続き私でもいいですか?」


「はい、」


優花「あの、昨日救急で来たんですけどカルテとか貰ってないですか?」


「昨日来ていたんですか?!カルテも何も届いてませんよ…!」


主治医の先生が驚きながらそう言う



優花「そんな…、」


『ん…おね、ちゃ?』


優花「あ、ごめんね、A入院だって…旅行少し先になっちゃった…ごめんね?」


『……うん、だい、じょ、ぶ…、……』


「検査して疲れたんでしょう。このまま病室まで運びますね。治療方針の件でご両親も交えて話したいのですがどれくらいで来れそうですか?」


優花「ちょっと待ってください……あ、今病院に着いたみたいです」


「ならここに来てもらっていいですか?」


優花「はい。」



Aが次目覚めると真っ白の天井が見えた


母「A起きた?」


『……ママ…?』


母「入院だって…暫く薬いっぱいでしんどいかもしれないけど頑張ろうねニコ」


Aの左手を握りながら頭を撫でる


『う、ん…ママ、けー、た……ケホ』


母「あぁ、待ってね、
はい、連絡先とかはちゃんとデータ移行出来てると思うわ。」


『んふふ、あり、がと……ま、まます、くいや…』
喋りにくい…ちゃんとママに聞こえてるのかな…?


母「先生が今日は我慢してだそうよ。
明日からはチューブに変えれそうなら変えるって」


『……(。-_-。)』


母「そんな顔してもダメよ笑そうだ、ママケース見てたんだけどどのケースがいいかしら??」



『……え、とね、これ、ケホ』


母「ふふ、じゃあそれ付けるわね。」


ガラガラ

「母さん、お茶買って来たよ後Aの服とかも。あ、A起きてる笑」


母「優花ありがとね。」


『おね、ちゃ…ケホ……おにちゃ、』


優花「新?新は後で来るよ。ニコ仕事終わったら来るってさっき連絡あったよ?ほら、ね?」


『ほ、とだ…ケホケホ』
いつもより声出ない……


優花「新が来るまで寝てな?」


やだ、もっと話たい…居なくなっちゃ嫌だ


『やぁ……め、だめ……』


優花「大丈夫。お姉ちゃんここに居るから、ニコ」


『……うん…』

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作者名:reina | 作成日時:2018年10月15日 23時

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