黒月大の妹は元SPで…2

14話 ページ16

『いただきます！』


始「いただきます。」


『美味しい。なんで？どうやったらこんなに綺麗に出来るの？』


始「レシピとか美華が作ってる所を見てただけだ。」


『それでこんなにふわふわ…。恐ろしいわ…！』


始「よく分からんな。」


『うん、分かんなくていいよ。』


始「そうなのか？でも美華が作った野菜スープも美味いな。」


『ありがと。ねぇ今度葵達に料理教えてもらう？』


始「そうだな。一緒に作れるようになったら嬉しいからな。」


『ふふっ。なら決まり！』


『「ごちそうさまでした！」』


始「風呂入るぞ。」


『うん。お湯張って。』
なんか最近二人で入るのに慣れちゃったなぁ。
隼が聞いたら怒りそうだけど。


始「分かった。」


『はい、始の服。』


始「ありがとう。」


『今日は始が先に入る？』


始「ああ。」


チャプン
『始、肩凝ってるね。』


始「そうか？」


『うん。最近前よりもっと忙しくなったもんね。ドラマの撮影と化粧品のCMだっけ？』


始「ああ、なんで俺が女性用の化粧品のアピールをするのか今でも分からんな。」


『ふふっ。始顔のパーツ一つ一つがはっきりしてるもんね？』


始「それ色んな人に言われるな。」


『でも化粧品のCMので始綺麗だよね。男だけど似合ってるしw』


始「なんかいやだな。」


『そうかな？いいんじゃない？私としては負けてる感半端ないけど。』


始「そんな事ないだろ。スタッフの人に美華が綺麗だ。ってよく言われてるぞ？」


『それお世辞だって。』


始「いや、男性のスタッフだからな？美華の事言ってるの。女性のスタッフは羨ましいって言ってる奴も居たな。」


『…有り難いのか分かんないなあ。』


始「そうか？俺は美華が褒められてて嬉しいと思うけどな。」


『ふふっ。もう上がろう？』
始は天然だな〜。


始「ああ。美華、顔赤いぞ？」


『うそ…逆上せたのかな？』


始「早く上がるか。」
完全に逆上せてるな。


『うん。』

倒れそうになる。


始「美華。」


寝室

始「やっぱりのぼせてたな。」


『う〜言わないで///』
恥ずかしい。服も着替えさせてもらっちゃったし…


始「ほら水。」


『ありがとう。ん。ぷはっ。』


始「早く寝るぞ。」


『はーい。おやすみ〜』


始「おやすみ。」

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