40話 ページ40
Aの発した手術を受けたくないという一言に驚きながら少しして母である瑠樺が言葉を発する
瑠樺「A？何言ってるの、再発してるのよ？」
『今は困るんです。経過観察だけじゃダメですか？？』
「……オススメは出来ないな。すぐにでも手術した方がいい。」
瑠樺「A。」
『……そうですよね、(笑)
ちょっと怖くてワガママ言ってしまってすみませんでした。ﾆｺ』
『手術受けます。でも2週間後にテストがあるんです。それが終わってから出来るだけ早く2週間以内で受けたいです。そうじゃないと駄目なんです。』
回復できるかは問題じゃない。回復しないと。
脳腫瘍…もう2年間再発してなかったから油断してた…。
どんな結果になっても早く、早く動けるようにならないと。
重要な時に限って私っていつもこうなの？
ホント…嫌になる……。
「うん、分かった。予定を合わせましょう。お母さん日程調整宜しいでしょうか？」
瑠樺「えぇ、Aはいいのね？」
『うん。私外の空気吸ってくる。喉も乾いたから。』
瑠樺「えぇ。連絡するわ。」
心配を掛けないように声色を変えニコッと微笑んで診察室を出る
「お嬢様」
『少し喉が渇いただけだから付いてこないで。』
近くにある自販機で飲み物を買って外の空気を吸っていると悠馬を筆頭に莉桜や渚達がいる姿を見つける
『あんな大人数で何して』
烏間先生に殺せんせーまで？
そして何故か真っ黒に怒った顔をしている殺せんせーを見て何かあった事は察しがついたA
これは後で情報が上がってくることはなさそうね。
そっと誰にも気付かれないようにその場を後にし昔からよくいる場所の木の下に座って空を見上げる
再発…気を付けてたのに……。
悔しい……やっと治ったと思ってたのに。
髪の毛…また切らないと。長いと落ちた時悲しくなるから…
再発したものは仕方ない。早く治療して無理してでも殺せんせーを殺す為の準備をしないと。
『…ふぅ、よし。』
誰にも心配かけないようにいつも通り笑って。
「A、帰るわよ。」
『はい、お母様。』
母に呼ばれその木の下を後にする頃には気持ちを切り替えいつも通りのAを振る舞うのだった
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reina(プロフ) - アロンさん» アロンさん、読んで下さってありがとうございます！続きが気になると言って頂けて凄く嬉しいです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (2021年9月7日 18時) (
レス) id: 935973c0c8 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 続きが気になりなすっ！手術成功して体調万全の夢主ちゃんとカエデの共闘、！どうなるんだろうとワクワクです！更新頑張ってください！ (2021年9月7日 16時) (レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reina | 作成日時：2021年3月14日 11時
