強く生きる弱い彼女は… (ページ48)

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「Aー！飯出来たぞー！」

ラジオ放送時の朝この日は一織が出る事もあり生放送でのラジオ配信だったが朝から出席日数分の補習に学校に行く為制服を着ていた

『んー、今行く。』

「Aおはよう。よく眠れた？？ﾆｺ」

『おはようございます、おばさん。眠れました。』

「今日はラジオよね。お父さんと楽しみにしているからね？楽しんでらっしゃい。」

『はい、そうします。ﾆｺ』
公平がニヤニヤ笑ってる…

『なに…』

公平「別に〜？笑
それよりどうだ！俺が作ったオムレツは！」

『……固い。』

「固いわねぇ……」

「固いな。」

公平「やっぱダメかー！！
なんで上手くいかねぇかな〜？」

『まず何入れた。』

公平「あ？何がだよ。」

『卵。固い。』

公平「あー。牛乳ちょっとと片栗粉？」

「それじゃない！片栗粉！公平アンタどれだけ入れたのよ。」

公平「さぁ？あ、大きいスプーン2杯くらい？
Aも前入れてただろ？？」

『多すぎ。』

「多すぎよ！公平アンタ加減ってものを知らないんだからしっかり調べてやりなさい。」

公平「え〜めんど。」

『面倒じゃない。今度教えるから作れるようになっておばさんを少しは安心させて。』

「ホントよ。この前学校に呼ばれたわよ。先生から実は公平の成績が……って。」

公平「いやいや、あれはAの山当てが外れたんだって。」

『私外れても100点だった。』

公平「げ、マジかよ!!」

『マジだよ。ほら。』

公平「うっわぁ〜!!お前も赤点だと思ったのに裏切り者ー！！」

『なんの事？風間さんが公平に太刀川と並んで勉強してもらうからな。って言ってたよ。遠征何がなんでも行ってもらわないと困るからって。』

公平「あー、頑張る。つかお前は？」

『行かないけど？前に言ったのにもう忘れた？ドラマとか色々準備があるの。』

公平「あー、そうだったそうだった。ま、頑張れよ。ﾆｺ」

『言われなくても。
ご馳走様でした。まぁ次に期待ってことで10点。』

公平「それ何点中だよ。」

『100に決まってるでしょ。』

公平「うわ、先が長ぇ……( ꒪⌓꒪)」

『じゃあ行ってきます。おじさん、おばさん』

公平「あ、ずりぃ！！俺も！行ってきます母さん父さん！」

ガチャンと扉が閉まる音が聞こえると待て、と引き留める声が聞こえる