強く生きる弱い彼女は… (ページ27)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:31,113 hit

27 ページ27

夏休みになった次の日

既に学校は三門第一高等学校に戻ったAは夏休みの課題をこなしていた時

『ねぇ公平私も遠征行きたいなぁ……』

公平「いや、仕事あるくせに何言ってんの？
しかもボーダーのドラマ撮影する前に指導するとかでまた忙しいくせに。」

『そうなんだよね。というかさこの前はね、六頴館高等学校付近に仮想空間システム使った建物建ててそこで撮影って言ってたんだけど私が街まで破壊したら困るからって警戒区域内の天羽くんが更地にした場所を撮影場所にする様に言われちゃったんだ。…お陰でテレビ局に交渉するの大変だったんだよ？』

公平「いやー流石に町として活気ある場所更地にされたら困るしな。」

『んもう！確かにこの前グラウンド壊しちゃったけど運動部には有り難がられたよ！？』

公平「そこじゃないだろ(笑)」

『まぁその方が破壊したって気負いしないからいいんだけどね。』

公平「良くねぇよ笑
壊す気満々じゃん！俺より弾バカだろ！」

『それは分かりきった事実。』

公平「開き直ったし。……でもさ、本気で大丈夫な訳？」

『え？』

公平「トリガー使った撮影って事は最初にある程度慣らさねぇといけねぇし、俺らが受けた訓練の時間の一部の時間も取れないのに出来んの？」

『そこなんだよね。でもボーダーも実働部隊は40人程度であとは役にも立たないくらい弱い人が多い。今回はボーダー協力の元での撮影でもあるから普段使えない隊員も使える。
けどまぁ実働部隊同等くらいに出来るようにして貰う。そのために私が夏休み削って指導の為に今日一日で出来る限り課題終わらせてる。』

公平「あーそれでいつもより話してんのに書くペース緩まねぇんだ？なるほどね。これなら米屋と三輪も呼べばよかったな。」

『防衛任務じゃなければね。公平ここ３問間違ってる。』

公平「げっ。えーと……」

『この公式使って』

公平「おっけ、分かった。あ、あと太刀川さんお前に模擬戦したいから伝えとけってさ」

『気分が向いたらね。でも太刀川さん負けるよ。6対4で。』

公平「……お前に勝てるの天羽か忍田さんくらいだろ。全員ヤバい奴だけど。」

『私の師匠も一応忍田さんだから。さて、続けるよ。』

公平「おー。まぁA疲れたら無理せず休めばいいからさ、何時でも来いﾆｺ」

『……うん、ありがとう。ﾆｺ』