2話 ページ3
『えぇ。って言っても私は外に出ないから迷子になった所を葵さんに助けてもらったの。』
駆「ありがとうございます！」
葵「いやいや。最初は名前聞いてなかったからどうしようかと思ったけどね。」
『すいません。名乗るのを忘れて…』
恋「でも駆くんなんで黙ってたの？」
駆「う〜ん。黙ってた訳ではないけど言うの忘れてた。バイトばっかりしてたし。」
『あらあら、そういう所はそのままね。それで貴方は？』
恋「あ、如月恋でーす！宜しくです！」
『恋くんね。私は澪よ。気軽に名前で呼んで。』
恋「わお。かけるんのお姉さんとは思えない上品さ！」
駆「それじゃ俺が下品みたいじゃん‼」
『言葉だけは気を付ける様にしているから。』
葵「でも澪さんはなんであそこで迷ってたんですか？」
『あ〜。必要な通帳と財布と前に駆からもらってた年賀状の住所で此処に来ようとしてたのだけどさっきも言った通り外に病院に行く時以外出ないから全く道が分からなくて…』
駆「通帳とはがきを持ってたのが気になるんだけど…」
『今日、病院の帰りでもし財布にお金が入ってなかったら困るから持ってたの。はがきは駆からもらった物だから手帳に挟んでて…』
始「それはすごい用意だな。」
『ふふっ。まぁ基本持ち歩いてるんですけどね。まぁ病院の帰りにお父さんから電話が来て帰って来たらお見合いって言われたからGPSを外して葵さんと出会った所で迷ってました。』
始「そうか。それは大変だったな。俺は睦月始だ。よろしくな？」
『えぇ。宜しくお願いします。』
駆「でもスマホは？GPS機能付いてるでしょ？」
『オフにしてるから大丈夫よ。』
駆「…」
すごい周到さだなぁ…姉とは思えない
『駆がバカなだけよ。』
駆「うっ。姉ちゃんキツイ…それは言っちゃダメ！」
葵「でも前は学校とかどうしてたんですか？」
『ああ。中学までは特別支援学校で高校は通信制を選んだわ。』
恋「澪さんが苦手だった教科は？」
『特にないけど強いて言えば数学かしら。』
駆「姉ちゃんは支援学校でも成績トップだったよね？」
『えぇ。確かそうだったはずよ。一々覚えてないわよ。』
始「なら今の大学生の勉強は？」
『テキストだけもらってるわよ。でも大学には行ってないわ。』
始「そうか。」
『そういえばさっきからドアの前に2人ほど居るのだけど…』
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reina(プロフ) - 水無月のぞみさん» 水無月のぞみさん、『駆の姉は…』を読んで下さってありがとうございます。すみません、作者の中ではもうこれ以上話がこの時点では浮かばず、出来る限り綺麗な形で終わる様にしました。水無月さんにとって納得が出来ない形で大変申し訳ございませんでした。 (2021年9月2日 20時) (
レス) id: 935973c0c8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 『駆の姉』の方は、これで終わりは納得出来ないです。可笑しい。 (2021年9月2日 12時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reina | 作成日時：2017年11月30日 18時
