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「子供？あぁ、あの子達やっぱり。…そっちもどうにかしないとね。」
中に入り背負っていたライフルケースを開き暗闇の中準備する名前も知らない相手に8人も少し警戒する
紡「あの、責めてお名前だけ教えて頂けませんか。」
「名前？そうね、一つ言えるのは私は警察の人間。貴方達に素性を明かす事を禁止されてるの。この言葉で分かってくれた？」
一織「つまり素性を話せない事をしている人。」
「そういう事。ﾁｯ全く見えないのも困ったものね。」
陸「そ、そうは言うけどどうするんですか！？ｯ､ｹﾎｯ…けほっ」
一織「七瀬さん！」
「落ち着きなさい。柚菜にそう言われたでしょ。大丈夫、貴方達は必ず助ける。
風見、白鷺、聞こえるかしら？」
「白鷺聞こえます！」
「風見は！」
「風見さんとは連絡が取れません。」
「ﾁｯよくそれで公安が務まるわね…後で始末書よ。状況は？」
「現在外では騒ぎで混乱状態水族館だけ電気がついておりそこに人が集中しています。」
「水族館…あそこは建物が古いからこっち側の配線とは別のはずよ。」
知らない人物もとい柚菜であるAが地図や配線などの情報を思い出しているとダダダダダッと強い衝撃が走る
「っ、予想した通り弾丸の雨のお出ましですか……。ﾁｯ、アイツら……白鷺後で連絡する誘導を頼む。」
「解りました！」
「皆さん衝撃に備えて伏せて！
まずい、急がないと……」
待って、この観覧車の主軸部分が壊れたらどっちに転がる？
「っ、回っている方向にそのまま行けば……ッ
止めないと…。」
陸「え？何ですか！？」
「じっとしてて！少し抜けます！」
「白鷺、こちら藤城、今すぐ水族館内の人間を移動させろ！！」
「はい！」
「私が出来るのはヘリを落とす事。
どうする、どう止める。このままだと全員死ぬ。」
ｳﾞｨｰｳﾞｨｰ
『はい。』
「そっちはどうだ。」
『観覧車自体は動いています。ただこのままだと危険です。ヘリを照らしてください。私のいる場所からならまだ撃てます！』
「大変なこと言ってる自覚あるのか！」
『やれ！！私に電話して来たってことは解除は出来たんだろ！嫌でもFBIと協力してやれ！！今日の指揮官は私！命令に背く事は許さない。』
「……ﾁｯ分かってる！」
ブチッと切れた通話に深呼吸し直して中に戻る
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作者名：reina | 作成日時：2020年7月26日 22時
