カフェ店員のかくしごと…2 (ページ7)

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陸「あ、柚菜さんから電話…」

一織「えっ、もしかして」

紡「すみません、一応連絡しました。」

大和「マネージャーじゃなく陸に電話して来たってことは……」

紡「出た方がいいかと……」

陸「うん、出るよ。
もしもし柚菜さん？」

『七瀬さん、スピーカーにして下さい。』

陸「えっ、ハイ。」

普段の呼び方とは全然違う苗字で名前を呼ばれ陸も思わず言うことを聞く

『スピーカーにしましたか？』

陸「う、うん、スピーカーにしました。」

『すぅ、バカなんですか！！』

大和「っ、ごめんって水瀬さん。」

『私止めましたよね！？東都水族館に爆発物が仕掛けられてるって伝えましたよね？！私の友人の話を無駄にしたんですよ！』

一織「爆発物！？」

『今私が情報収集しています。その観覧車の主軸には遠隔操作での爆弾が仕掛けられているそうです。
今から言うことをしっかり聞いて下さい。
私の友人が貴方達の乗ってる観覧車に向かいます。必ず守ると約束してくれました。
七瀬さん、吸入器の準備をして下さい。
壊れない様にしっかりカバンを握ってて。何があっても不安にならなくていいです。
いいですか？』

一織「七瀬さん吸入器」

陸「うん。」

『これから…友人からの予想ですが………酷なことを言います。弾丸の雨が降るでしょう。最悪観覧車も皆さんも死にます。』

環「まだ死にたくねぇよ、みなりんどうすりゃいいの！」

『分かってます！！その為に今話してます！
皆さん床に座っていて下さい。窓から顔を出さないで。もうすぐ何かしら起きる事でしょう。慌てないで、スマホや光る物を付けないようにして。

私はその場に行けません。物理的に距離が遠すぎます。だから警察の…私の信頼している友人に頼みました。彼女はライフルを持っています。だからって貴方達の敵じゃない。皆さんを守る味方です。慌てずその人の言う事を聞いて下さい。
必ず命に代えてでも守ってくれますから。
私を……(私たちを)信用して下さい。』

陸「…うん、分かった。信用する！柚菜さんの言ってる事今も全部合ってるんだもんね、ちゃんと信じる！」

『…ふふっ、ありがとうございます。陸くん。
吸入器ちゃんと持ってますか？』

陸「うん、持ってる。」

『皆さん床に座って窓ガラスから見えてませんか？』