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ガタッ
外からそんな音がして今言った言葉に陸は聞かれていないか焦ってしまう
陸「あ、安室さん……」
透「お久しぶりですニコ
“ボク”の柚菜がお世話になりました。」
わざと強調して言う安室透もとい降谷零がこれ以上入ってくるなと牽制する
聞かれた……そう思った陸だがIDOLiSH7の皆には既に気持ちがバレていたし隠すつもりも無かったのでムッとした表情をする
陸「あ、安室さんの柚菜さんじゃないですよね。柚菜さん付き合ってないって言ってました!」
透「えぇ、そうですよ。ですがボクの幼馴染ですから。」
ニコッと微笑むその姿は大人であり11歳も違う上に普段他人に指示をし言葉巧みに人を丸め込む事に長けている透に叶う筈もなく事実な答えに押し黙ってしまう
透「あまり柚菜に深入りはしない方がいいですよ。傷付くのはあなた達ですから。ニコ」
大和「ふーん?それはどういう意味かな〜?ニコ」
透「言葉のままですよ。
真実を知れば絶望して貴方たちは柚菜と顔を合わせられませんよ。」
大和「そんな大層な事言うって事はなんかあんのかね〜?」
透「そうですね、例えば……柚菜が殺人を何百回としてる殺人犯だと言えば?ニコ」
大和「……まさか、有り得ないね。」
陸「柚菜さんはそんな事しないです!」
透「……陸くんだったね、君は綺麗すぎる。
それじゃ柚菜は守れないし足でまといだ。」
陸「っ、。そんな事……」
透「あるよ。君は純粋だ、それは人を救う時もあれば殺す時もある。柚菜には後者だ。
それが分かればこれ以上柚菜を好きにならない方がいいですよ。その方が君の身の安全も保証されますからね。ニコ」
片手で柚菜もといAを抱え鞄などの荷物も持つ
透「では、柚菜がお世話になりました。
後日柚菜からしっかりお詫びをさせて頂きます。では、失礼します。ニコ」
Aを抱えIDOLiSH7のメンバーに微笑んで声を掛けたあと扉を閉める
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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時