睦月始の従兄妹は (ページ43)

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『ん、…ぅ……』
マスク？あー、昨日の夜何かあった様な。

いつの間にか眠ったのか目が覚めると朝５時前だった

天「ｽﾔｽﾔ」

天くん？なんで……

そういえば体起こして…あ、やってしまった。

まさか迷惑掛けるなんて…

これじゃ全然眠れてないよね。

天「ん、…zzZ」

ベッドの中に天の体を少し動かし布団を掛けて部屋を出る

目も冷めたしお風呂入ろ。

服を持って階段を降りてシャワーを浴びる

昨日喘息で苦しかったのは覚えてるけど…何があったっけ。ああいう時記憶が混濁してるからあんまり覚えてないんだよね。

今日は天くんの好きなホットケーキを朝ごはんにしよう。

ある程度髪の毛を乾かしてパジャマ姿から仕事もあるのでラフなワンピースの格好にブランケットを羽織ってリビングで布団を引いて雑魚寝をしている大人達を見ながら朝食の準備に取り掛かる

千さんには野菜で天くんとあかりと私と一織くんの分をパンケーキにしてあとは……和食でいいかな。

家パンないし。

みんなも起こすとなったら時間もないし早くしちゃお。

手馴れた手つきで料理を始めキッチンも広めなので同時に作っていく

結構音がしてるのに目が覚めない皆ってある意味凄いよね。

私だったら毒盛られてるんじゃないかって思って目が覚めるのに。いや、普通にそれはおかしいか。

ホットプレートを出してパンケーキを作りコンロの方では和食を作る

『ｺﾞｸ…うん、いい感じかな。』
あとは何があるかな。
あ、スムージーも出来るし一応作っちゃお。

冷蔵庫の中と相談しながら考える

みんな男の子だし多分それなりに食欲はあるよね。

お米のハンバーガーもいいかも。陸くんと環くんとか食べてくれそうだし…

余ればお昼に持っていけばいいし

冷凍で置いてあった形を整えてあったハンバーグを見て思いつく

解凍して焼いて挟む…うん、いいかも。

普段は作りたくても一人暮らしなのでこんなに量を作る機会がなく断念していた事も試してワクワクしながら作る

『できた。ﾆｺ』

写真撮っとこ。笑

机に並べられた朝食の写真を撮る

『さて、起こしますか。
皆さん、起きて下さい、朝ごはん出来ましたよ。』

環「んぅー」

一織「……はい………」

陸「ふぁぁ…おはよぉ……Aちゃん…」

百「んー、もうちょっと……」