41 桜庭涼太 思い出6+出会い4 ページ41
涼太「っ、すみません、娘さんに触れそうになりました。傍から見たら30後半の男が襲ってるようにしか見えませんでしたよね。」
「いえ、大丈夫ですよ。ニコ
……ここだと誰が聞き耳立てているか分かりませんし…うちにいらして下さい。この子の酸素ボンベもそろそろ時間的に切れそうですし、ね?ニコ」
そのままAの新しい母親という人に4人で付いて行きお宅にお邪魔する事になった
着いた先は結構な豪邸でリビングに通されるとベットと酸素吸入器や他にも医療系の器具が揃っていた
「どうぞ。Aが涼太さんはサワークリームが好きって言ってるんです。違いましたか?ニコ」
涼太「いえ、合ってます……。あの、なんで疑わないんですか?普通怪しいとか…」
「…私はあの子を強く産めなかった。産まれる前から分かっていたんです。心臓が弱くて呼吸器無しでは生活出来ないことも。幸い私達の家が医者の家系だったのもあって私も医者でしたしAを救える環境は整っています。
生まれて1時間後手術しました。10時間以上の難しいオペです。今の年になるまでに約10回は既に手術しています。
言葉も当然声が出にくい事もあって喋るのが苦手でした。歩く事だって最近まで出来ませんでした。
でもいつも言ってます。涼太さんを悲しませたくないから生きるって。1番最初に喋った言葉も涼太さんの名前です。前世の記憶があるのは間違いないと思います。文字パネルを見せるとそれを押して話すから…。ニコ
全部聞きました。香澄Aさんの身に起きたこと。子供の頃父親にお前は娘じゃないって言われてショックで男性恐怖症になった事。それを涼太さんが助けた事。付き合い始めるまでにあった出来事も付き合ってからの事も全部Aは教えてくれました。」
涼太「そんな事テレビでも話してないし普通なら知らない事…」
「だと思います。でも私達家族は知っています。それにAを信じています。
あの子は人の為には努力はするけど周りばかりで自分の事を後回しにしてばっかり。多分それも全て香澄Aさんの性格じゃないですか?」
涼太「…はい…そうです。」
「Aは稀血で世界で見ても数人しか居ないDNAの持ち主です。その為心臓の移植も出来ない。20歳まで生きられないかもしれないです。」
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reina(プロフ) - 深雪さん» すみません、暫く忙しくなるのでリクエストはお受け出来ません。 (2019年5月20日 21時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - reinaさん» 隼動物白田。白田主人公が大好き。隼が焼きもちやくおはなし。 (2019年5月20日 21時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
reina(プロフ) - 深雪さん» リクエストありがとうございます。遅くなると思いますがお待ち下さい。 (2019年5月20日 19時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 隼さ動物白田。そんな白田は隼の奥さんが大好き。何時もどんな時もくついてる。そんなおはなしです。 (2019年5月20日 18時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
reina(プロフ) - ☆アスカ☆さん» こんばんは!分かりました!遅くなるかもしれませんがお待ち下さいm(_ _)m (2019年5月15日 18時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reina | 作成日時:2019年5月6日 1時