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「はぁはぁ…かい、ど、さん…なにも、の？」
『…ふぅ…これ楽しい…』
「息すら切れてない…？？」
「ねえバレー部入らない？？！」
『入らない。家でやる事ある。』
「じゃ、じゃあ陸上部！！」
『部活は入らない。家でやる事がある。それよりもう時間だよ？』
「あ、皆服着替えてねー！」
「「「はい。」」」
『……これで授業終わり…帰れる…』
今日は校門前で亜樹が待ってくれてるし早く帰りたい…
「海棠さん…部活なんだけど……」
『入らない。』
「それに理由ってあるの？」
『いや？特にやりたい部活ないから。』
「……そう…どんな部活があったら入る？？」
『帰宅部か犬部。』
「い、犬部？」
『日本狼が飼えるなら部活入る』
「日本狼は居ません！！」
『え？居ないの？』
「絶滅危惧種ですからね！？」
『……なら帰宅部。』
「そう…」
『じゃあ人待たせてるんで失礼します。』
亜樹、怒ってるかな…？
ザワザワ
騒がしい…亜樹何処だろう…？？
学校から離れたら電話して来てもらおう…
「おい、A！待てって…」
『うわっ！あ、亜樹？？』
後ろから抱きしめられた？？
亜樹「お前、一緒に帰るって言っただろ？？」
『…まさか、囲まれてると思わなかった。』
亜樹「そうかよ…ほら帰んぞ！」
『うん！』
亜樹「兄貴から今日の夕飯は俺らが決めていいんだとよ！買いもん行くぞー！」
『…それまたお肉？』
亜樹「それ以外にあるか〜？」
『亜樹にはないね。』
亜樹「だろー？」
『……野菜食べたい…から』
亜樹「肉だろ！肉！」
『にゃー！いきなり抱きつかないで？』
亜樹「ふっ…いいだろ〜？」
『なに、甘えた？？』
亜樹「別に？？肉、肉〜」
『野菜も入れて！』
周りの反応は
このバカップルが滅びろ！
と思ったらしい…
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作者名：reina | 作成日時：2018年7月21日 21時
