海棠家の双子の妹は…2 (ページ48)

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亜樹「零はどーしたよ？」

晴「とっくに寝てる。ってAなんで居るんだよ」

『今更。お水飲みにいたらドラマ観賞会してた。から観てる』

亜樹「明日も店だろアンタも寝れば？せまー」

晴「いや今日は無理っさすがに無理！！」

Aが座っていた位置に座り顔を抱え込み3人に話す晴

蒔麻「何かアドレナリン出っ放しだなぁ」

晴「俺今日は零の前ですっげカッコ悪くてさー」

『今日は？今日もでしょ』
亜樹「今日は？今日もだろ！？妄想すんな！！」

晴「え！？ウソ！！俺カッコイイって言われてない！？」

蒔麻「零からそんな話1度も聞いたことないよ……」

晴「とにかく今日はダメだわアイツ不意打ちなんだもん」

蒔麻「ナニ？とうとう零に襲われでもしたかな？」

晴「バ……蒔麻っお前何てこと言うんだ！？」

亜樹「あーでもアイツ男らしいしさーそれもアリかもなー」

晴「そーなんだよ！！俺ウッカリ泣かされちまって…！！わっ！！」

手で顔を覆いながら隣で叫ぶ晴

蒔麻「そりゃあさぞかしうっとうしい光景だったろうねぇ」
晴「うっとうしい言うな！！」

俺は酷く傲慢で

晴「あーダメだ！！俺あいつ好き！！」

亜樹「何を今更…………」

『亜樹、アイツって零？』

亜樹「あーそーだな」

『晴大丈夫だよ。零も晴の事大好きだから』

一方的に与えてるばかりだと思ってた

それが不意に返されてまさかの無防備だったところに落とされた。

ｶﾞﾁｬ
晴「？？」

零「( ｰ̀ н ｰ́ )ﾑｽ⋯」

次は零がたぬきを抱いてリビングに来る

晴が手招きして零は晴の上にたぬきと一緒に座る

晴「おきちゃったかー？」

零「(｡-_-｡)」

俺の頭を撫でる零の手はひどく優しかった。

心配なんかしなくても零が笑う日はやってくる。

それはきっと花咲くみたいに。

『結局みんな揃ったね。こんな夜中に』

零「お前も起きてたんだな。寝てると思ってた」

『喉乾いてお水飲みに来て今これ観てる』

零「それにしてもこのソファー狭いな」

『………そりゃ男4人と私が座ってるもん当たり前。』

ドラマを観終わったあと皆各自部屋に戻って眠ったとか