海棠家の双子の妹は…2 (ページ43)

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『亜樹…』

亜樹「ﾁｯ………はぁ……悪い、寝るぞ」

『うん、亜樹、おやすみ』

朝

目が覚め服を着替えて下に降りると零も丁度出てくる。

『おはよう零』

零「おはよう。」

2人でソファーの方に目を向ける

『「＿＿＿蒔麻？」』

蒔麻「……A、零？」

『「こんな所で寝るな風邪を引く」』

蒔麻「…あー部屋に戻ると亜樹がうるさいからつい…今何時？」

『「4時」』

蒔麻「…………………………

零、Aもしかしていつもこんな朝早くから走りに行ってたのか？」

「『うん/そうだ朝は涼しいし夕方はひとが多くて邪魔だから/な』」

蒔麻「でも今日1日くらい休んだら？
俺らが夜中に騒いだから零達あんまり眠れてないだろう？」

『「この程度なら問題ない体が訛る方が問題だ」』

蒔麻「……

ﾎﾞｿ…
…成長期に体に負担かけすぎると身長伸びなくなるよ？」

ﾋﾟｼｬｰﾝと零にだけ電撃が走る

零「………………………………………………！！！」

『……』
そんな事ないでしょ…

落ち込んだ零は

零「(._."ll)………………寝る」

蒔麻「そうだな睡眠は大事だなー」

『「蒔麻」』

蒔麻「んー？」

「『家庭教師のバイトというのはそんなに生徒に親身になることなの/か？

夜中に呼び出されて飛び出して行くくらい』」

蒔麻「___ああ亜衣ちゃん？フツーはちょっと違うと思うけど

事情があって親がと離れて祖父母と暮らしてる
そのせいで転校先でのがっこう生活も上手くいってないんだ
俺とよく似た境遇だから気持ちはよく判るし放っとけない」

『「？＿＿＿いや」』

「『＿＿＿あの/その子供が似ているのはお前じゃなくて亜樹のほうだ雰囲気も』」

『「だからだろう？/でしょ？お前が放っとけないのは」』

蒔麻「ｸｽ」
こんな年下の子供にあの兄2人がかなわないのがよく判るな

本当に

『「＿＿＿蒔麻お前は晴にそっくりだ
どうでもいいものを大切だと思う思い込む」』

痛いところをついてくる。

『「悪いクセだな/ね」』

『じゃあ私は課題するから零は寝て来たら？』

零「そうする。」