海棠家の双子の妹は…2 (ページ38)

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莉珠「A〜おはよう！！」

『朝あって抱き着くのやめて暑苦しい』

莉珠「辛辣！てか今日のその格好思いっきり運動する格好だね。」

『うん。』

「海棠！！」

『何…先生か……』

「先生かじゃない！
お前大学教授の授業に真顔で答えるのはやめろ！！教頭が胃薬飲んでたぞ！？」

『そうなの？』

莉珠「いや、知らないけど…」

「海棠お前日本にこれからも住むならもう少し日本語と情緒を覚えろ！！」

『この日本語ダメなの？』

「そのタメ口だよ！！仮にも相手は大学教授だからな？！

それに見たぞこの前の作文……なんだありゃ？

亜樹と夢の国に行った。写真撮った楽しかった……なんだこの文章！何がどう楽しかったのか全く分からないぞ？！」

『なるほど……じゃあもっと沢山書いてこよう。』

「沢山書くんじゃなくてだな…内容をもっと詰めろと言ってるんだぞ？
作文は次からは原稿用紙2枚分だ」

『え、……分かった…「分かりましただ」分かりました。』

「はぁ……ホントに胃が痛いぞお前…」

『そうですか？私は全然大丈夫です。』

「お前は大丈夫だろうがこっちはハラハラだ。
今日から1週間毎日作文書いてこい。」

『え？』

莉珠「おぉ、……案外キツいね笑」

「1週間大学の授業は禁止だ！！」

『………〣( º-º )〣ｽﾞｰﾝ…』

莉珠「うわ、放心しちゃった…A〜？おーい笑」

『鬼…この鬼教師！！』
嘘でしょ…

莉珠「私からしたら結構情緒ある気するけど

まぁ口調に関しては納得かも」

『……莉珠…日本語教えて』

莉珠「今話してるのが日本語だよ」

『そうだがそうじゃなくて！！』

莉珠「まずあいうえおからやってみる？」

『……そんなに下がる必要はないと思う…
小学校1年生がする日本語の読み書きはカナダで暇だったからやってた』

莉珠「それでその日本語？」

『春子がこの口調だからね、それに慣れた』

莉珠「うーん…まずAは笑う所から始めた方がいいかもね」

『……私に笑えと？』

莉珠「ほらsmile」

『…( ＾∀＾)ﾆｺｫ...』

莉珠「こっわ！？え、何その笑顔…ﾆｺでしょ普通！」

『( ＾∀＾)ﾆｺｫ...』

莉珠「あー、じゃあ亜樹くんの事考えて！？」

『亜樹………』

莉珠「無理か…いやまぁそうだよね…この前平然とキスしても顔色変えなかったもんね……」