海棠家の双子の妹は…2 (ページ34)

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5月になり少し暑くなってきた時

『あづいぃ……聞いてない…こんなに暑いなんて聞いてない……』

莉珠「A、つかぬ事をお聞きするけど料理出来る？？」

『出来ないけどなんで？？』

莉珠「実は今日両親居なくてさ…適当に食べてってって言われたんだけど料理作れないし買っても美味しくないしAが作ったご飯なら食べれる！と思って聞いたんだけど…」

『なんか少しおかしい気がするがそれはいいとして…両親居ないのか？』

莉珠「うん。二人揃ってシンガポールとトロント行ってる。1ヶ月は帰って来ないらしくて」

『莉珠の両親なんの仕事してたらそんなに長引くんだ……』

莉珠「二人とも医者だからね〜
学会と研修があるから長いんだってさー
朝昼晩代渡されたけど特に食べたい物ないしまず1人で食べるのって寂しくない？！
もう毎回親が出張の時寂しくてしょうがないっての！」

『さぁ…私1人でご飯食べる事滅多にないから分かんないけどそんなに言うなら1ヶ月間ウチ来たら？？晴に頼んで少し量多めに作って貰えばいいし。』

莉珠「いいの！？食費出すからお願い！！
ちゃんとした料理が食べたい！！」

A晴、今日から1ヶ月間友達が夕ご飯食べに来るいい?

『まぁ聞いてみるけど…取り敢えずこの蒸し暑い中でくっつかないで暑い……だるい…』

莉珠「日本の夏はまぁ大変だろうね〜笑
夏になるともっと暑いよ？？」

『うわぁ…やっぱりスイスに住むべきだったか……』

莉珠「そしたら私ら会えてないじゃん！」

『そうだね。』

ﾋﾟｺﾝ
晴いいけど…その子の両親は大丈夫か??
A両親は仕事で1ヶ月間居ないらしい。ちゃんとしたご飯を食べたいらしい
晴なるほどな。いいぞ笑

『莉珠、晴がいいって』

莉珠「ホント？！助かる！！もう毎日ピザの出前頼むことになってたよ」

『なんでピザ一択なの…』

莉珠「ピザはピザでも種類あるんだからね！？」

『そんなにピザについて語られても困る』

莉珠「冷た！？まぁいいけど…これを気合いに今日の残り頑張ろう！！」

『そう…私はもう無理……服が気持ち悪い…暑い』

莉珠「まぁ最初は慣れないだろうけど段々なれるよ」

『そうだといいな…』