海棠家の双子の妹は…2 (ページ31)

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「『ただいま』」

郁「おかえりっす！」

『晴、今日私達がいいって言うまで家の中入っちゃダメだから！』

晴「エ？ちょ、え！？ど、ど、どういうこと！？」
俺なんかしちまったか？！もしかして今日の弁当不味かった！？

亜樹「兄貴〜もう店番いいだろ〜」

『じゃあ亜樹と蒔麻、晴の相手お願い』

晴「え、どういうこと！？」

蒔麻「大丈夫だよ兄さん。兄さんが考えてる嫌われたとかそんなんじゃないと思うよ。」

晴「え、なんか知ってんの？」

『とにかく家に近付くのも入るのもダメ。私がいいって言うまでプリクラ？でも撮って過ごしてて』

大の大人がプリクラって…しかも男がかよ！

『零、行こう！』

零「服着替えるか」

『だね。』

亜樹「アイツら二人ともマイペース過ぎるだろ」

蒔麻「まあまぁ、そこが良いところだよ。」

晴「なんの事か全く分かんねーんだけど……」

零「A、刺身切れるか？」

『うん、零はこれ見て酢と砂糖ご飯に入れて。』

零「分かった」

着々と作り続ける2人

不器用ながらも包丁を使うA

『零、この切り方でいいんだよね？』

零「だな。」

『よし、じゃあこの調子でやっていこ…』

2時間後

『できた……6時半、結構かかったね…』

零「でも上出来だ。」

『あ、ローストビーフ！』

零「ここにある」

『流石零。

じゃあ呼びに行こっか？？』

零「だな。」