海棠家の双子の妹は…2 (ページ12)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:66,209 hit

12 ページ12

「キミ、今までよく普通に歩いてたね。」

『特に困ったことないから…最近までまだ普通にみえてた。』

「眼鏡作りに行ってね。コンタクトは今から付けた方教えるから」

『ありがとう…「ございます…は？」ございます。』

蒔麻「A、物が見えないとかあったらすぐに言う事。
今まで授業とかどうしてたの？」

『授業は席が一番前になったから大丈夫。

それに国語以外はそれなりに分かってたから』

蒔麻「そう…ん？じゃあ亜樹の顔って」

『基本距離近いから見える』

蒔麻「それはいい事なのか…？

まあ今言っても意味無いか…」

『ありがとうございました。』

蒔麻「どう？見える？？」

『うん、凄く見える。人がうじゃうじゃしてる』

蒔麻「うん、Aにとって最大の褒め言葉だね。」

『次は…メガネ？』

蒔麻「そうだね。2つ作っておこうか。家用と学校用…」
壊しそうな気するし…

『うん？でも今さっきコンタクトもらったよ？』

蒔麻「それ今度は亜樹と買いに行きなね。多分亜樹今日行けなかったの悔やんでるから…」
独占欲強いし…

『うん？分かった…』