お嬢様の許嫁は… (ページ33)

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『華？！応答して、』

華「はい。A様、ご無事ですか？離れてしまい申し訳ありません」

『それはいいの。何処の人？？』

華「海外の貿易商でした。」

『そう。対処は任せるわ、父様への報告も宜しく』

華「はい。すぐに迎えに行きますので移動しながらお待ち下さい」

『えぇ。』

駆「華さん大丈夫？！」

『えぇ。申し訳ありません、家を敵対している海外の方からの脅しだった様です。
皆さんの顔バレ等は無いように対処致します。』

始「いや、それは平気だが…」

『気にしなくていいわ。華もあれくらいの対処は普通に出来るわ。そこらの警察より私は頼りにしてるから』

大「それは困るな…」

『あなたは？』

大「元SPなんだけど…てか会った事あるんだが…まあめっちゃ小さい頃だけどさ」

『？？小さい頃…あ、父様が会談する相手の…だーくん？』

大「…そういやそう呼ばれてたな…黒月大だ！改めて宜しくな！」

『宜しくお願いします。』

駆「ん？ちょっと待って！Aは黒月さんの事知ってるの？？」

『父様が6歳位の時に連れて行ってくれた会談の時にだーくん…黒月さんに会ったの。』

大「その頃Aちゃん狙われてたんだよな確か」

『えぇ。それで両親が家とか他の方に危害が加わるから一緒に会談に行ってた時に助けてくれて』

大「そうそう。あん時ガチビビったわ…」

『そうなの？』

駆「A良かった…」

『大袈裟よ…それより撮影に行かないと？』

皆「この状況で！！？」

『え？』

皆「……A/ちゃんって結構マイペース…」

華「A様、お側を離れて申し訳御座いませんでした。」

ビクッ
いつの間に！！？

『あら華〜！無事で良かったわ…』

華「ご心配をお掛けしました。皆様、驚かせてしまい申し訳ありませんでした。撮影ですが30分後に始めるとの事です。」

大「分かりました。準備するぞ！」

『華、私達は近くでお茶しましょう？』

華「その前に着替えて頂きます。」

『あ、そうよね…制服だものね！』

月城「それなら楽屋に来てください。着替える場所が必要ですよね？」

華「ですが…」

駆「確かに！先に着替えておいで」

『？？』

華「…すいません少しお借りします。A様動かないで下さいね。」

『え？ちょは、華！？』

主人を横抱きした！！