長月夜の妹は

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『…すいません！先に1回帰ってたら良かった…(´・ω・`)』


葵「いやいや、Aちゃんこそ風邪引くから早く拭いて？！」


まさかコインランドリー行く途中で雨降るとは…
天気予報降らないって言ってたじゃん！


『葵さんが風邪引く方が仕事に支障をきたしますから！どうぞタオルで拭いてください！！』


葵「いいよ！折角乾燥したタオルなんだから…」


『タオルは濡れた体を拭くものです！ほら風邪引きます！』


葵「わっ！あ、ありがとう」
凄く頑固…ちょっと夜に似てる？当たり前か


まあ有り難く受け取っとこう。


『でも今日雨とか知らなかったです…』


葵「俺も。天気予報普通だったしね…」


『服、濡れてるの上だけですか？』


葵「あ、うん？」


『じゃあ洗濯機の中入れて下さい。私も上濡れてるので洗おうと思ってるので』


葵「いや、服ないし…」


『これで良ければ着てください』


葵「あれ…男物？もしかして彼氏…？」


『へっ！？いやいや夜兄のです！着なくなった服着てるので。私も少し着替えて来ます。』


葵「あ、行っちゃった…着替えよう…」




『葵さん、着替え終わりました？』
お兄ちゃんと葵さんサイズ同じくらいだと思ってたけどちゃんと合ってるかな？？


葵「うん。」


『あ、良かったサイズ平気だ！』
めっちゃ似合うなぁ〜


葵「そこまで背格好変わらないしね！」


『似合いますね？』


葵「そう？ありがとう〜」


『「……」』


あれ…喋ることなくなった！何この黙々と洗濯物たたむ感じ…


ちょっと気まずい…


『あ、やっぱり畳み方に性格出ますね』


葵「そうかな？」


『葵さんめちゃくちゃ綺麗に畳んでるから』


葵「いやいや、Aちゃんはハンガー？」


『はい。トップスは基本ハンガーに袋に入れるとき取れるから家に帰ったらやり直すんですけどね…』

　

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