隼さんの奥さんは…？？

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『なんて事もあったわね…
あの頃の私って馬鹿ね。………冷たい。』


フワッ

…ブランケット？

なんで…？


隼「お姫様、風邪を引いちゃうよ？」




隼さん…朝が苦手な隼さんが起きて…


『ありがとうございます。』


隼「それで？Aは朝早くの冷える時間から噴水の所にいるんだい？」


『お散歩よ。昔この屋敷に来た時の事を思い出してたの。
隼さんこそ何故ここに？朝は苦手ですよね？』


隼「起きたら隣に大切な奥さんが居なかったからね？探しに来たんだよ。」


『…そうですか。隼さん、此処で少しお話致しませんか？』


隼「そうだね。でもここは寒いから植物園にしよう」


『分かりましたわ。此方です』


ガラガラ


懐かしい…今でも大切に育てられてるのね…


隼「ふふ。じゃあ話そうか？
どっちから言いたい？」


『私からでもいいですか？』


隼「どうぞ？」
さて、どんな話かな？悪い話だと聞きたくないねぇ


『昨日はごめんなさい。拒否したのもそうだけど…他にも、えっとその…』
うまく言えない…！どう言ったら伝わるの？？


隼「ゆっくりでいいよ？」


『…はい…

私、昨日、一昨日と子供だけは作りたくないって言いましたよね？』


隼「そうだね。」


『あれは確かにまだ二人で居たいいうのも勿論あります…！でも…その、』
言っていいの…？これで傷付けない…？


隼「言って大丈夫だよ？」


『私、怖いんです！』


隼「っ！」


『子供は好きです。可愛いし、でも育てる事はできない…仕事に夢中になっちゃうだろうし育児、放棄しかねないんです…！』
思ってる事言えてるけど…怖い…


隼「どうしてそう思うの？」


『私、ママ達から沢山愛情はもらってきました。そのお陰で今もこうやって幸せに暮らせてる…

でも思い出すんです。
いじめられてる時の事……怖くて助けて貰えないのに…私もああなるかもって考えたら不安で…隼さんに出会ってからも殆ど会わなかった…なんでか分かりますか？』


隼「僕が怖い人間だと思ってたから？」

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