25話 ページ27
父「それはそうだが…」
『私は貴方に何か付いて行かないわよ?ママの方に居るわ。それに愛人がいることもその人を妊娠させたのも知ってるわ。』
母「何でそんな事知っているの?」
『調べれば簡単でしょ?それにその女にも私会ったことあるわよ?それより早く判子押したら?それで離婚出来るんだから。それと誓約書にも判子…いや指の指紋をつけて貰うわ。
誓約書に書いてるのは私との面会は一切無い事、もし何処かで会っても知らない振りをする事、お父さんが経営してる会社全部を私に渡す事、それプラス株も全部渡す事、この別荘は元々ママのだから此処には一切近づかない事。後、お祖母様達に謝る事。ママと私はママの旧姓にする事以上。異論は?』
父「あるに決まってるだろ!可笑しいだろ何で会社と株を渡さないといけないんだ!」
『私にはそれ位の覚悟があって別れるって言ってるものだと思っていたけれど。それにしても最低ね、愛人を妊娠させるなんて。まあ表沙汰にならない様にするわ。会社に大ダメージは困るもの。それで?他には?』
父、母「……」
『無いのね。ならこれに署名捺印をして。
それで終わりね。じゃあ父親の貴方は出て行く用意をして。服なら詰め終わってるわ。その他家具は捨てるから。じゃさようなら(^^)/〜〜〜愛人さんと元気に暮らして下さいね。』
まあ無理でしょうけどね?
母「…ねぇ。A、いや貴女Aじゃ無いわね?」
『あら、簡単にバレちゃったか…。そう私はもう一人のAよ。あの子の心はこれに耐える事が出来ないから私が代わりに出て来たのよ。』
母「ありがとうございます。私は気が付かなかった…。Aを支えてくれてありがとう。」
『それより良かったのかしら?私達が勢いよく全部やってしまったけれど』
母「ふふ。こう言っちゃ悪いけど感謝してるの。ずっと離婚しようって考えてても中々そこまでいかなかったから。」
『でも知ってるわよ?3年前、私がオーストラリアに行ってる間に貴方も遊んでた事は。精々仕事頑張れば?じゃ、私は少し外に行くから。』
私はママの味方になるんじゃない。私の生活の邪魔はさせないだけよ。
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reina(プロフ) - Qx8CwYUjEEQKm2lさん» すみません!直ぐに直します!ありがとうございます。 (2018年8月20日 16時) (レス) id: fdd887a879 (このIDを非表示/違反報告)
Qx8CwYUjEEQKm2l(プロフ) - 『遥』ではなく、『遙』ですよ! (2018年8月20日 16時) (レス) id: a78f3c5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reina | 作成日時:2017年10月26日 1時