東方龍神録 (ページ11)

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雛「第7話です。貴方の厄を取り込んでも良いですか？」ページ11

貴方side

人里で信仰集めをして、何故か知らないが女の人に逆ナンされて……、

とにかく、守矢神社に戻って来たら、

早苗が……。

珍しく苦笑いをしている諏訪子様。

早苗が……、うん、表現出来ない。

諏訪子「あっ！A！」

早苗「お兄ちゃん！」

早苗が凄いスピードで来た。

早苗「お兄ちゃん！これはどういう事ですか！」

差し出してきたのは新聞。

一面に、俺･にとり･雛の写真が載っていた。

貴「これがどうした？」

早苗「お兄ちゃんは、にとりさんに会いに行ったのに何で雛さんまで居るんですか！」

何だか早苗らしくないな。具合でも悪いのか？

貴「取り敢えず落ち着け。(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

こうやって頭を撫でてやれば、気持ち良さそうに目を細める。

小さい頃からこの癖は変わらないんだな。

早苗「ごめんなさい。」

貴「良いの良いの。」

諏訪子「そうだ、A、明日ここで宴会があるんだよ。」

貴「そうなんですか！しかも、明日って。準備間に合うかな。」

お酒とか料理は大丈夫かな？

早速準備しよう。

早苗「お兄ちゃん奪われないかな。」

諏訪子「早苗ったら。」

～マヨヒガ～

籃「紫様。」

紫「籃ね。どうだった？」

籃「良いそうです。ただ……。」

紫「ただ？」

籃「早苗さんが１日中大変そうです。」

紫「あっ…。」←察し

紫は思っていた。

新聞の記事の写真のAは後ろ姿で顔が見えなかったから、会うのが楽しみね。

何て甘い考えを。

恋をするとも知らずに。