【銀魂】【名探偵コナン】トリップした上幼児化したけど悪くない

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ー灰原sideー


皆寝静まった夜、

何故か目が覚めてしまった私は長い廊下を歩いていた

Aももう寝たかしら…

そんな事を考えながら歩いていた時だった

何処からか話し声が聞こえてきた

耳を澄ませながら声のする方へと歩く

この声…Aとお兄さん？


沖｢やっぱりもう何の話か分かってるみたいだな｣


話…？


『うん、今日銀さんから聞いた

私を殺そうとしてる連中がいるんでしょ』


…え？どういう事？

坂田さんから聞いたって事は聞いたのはさっき私達がいた時じゃないの？

そういえば工藤君がさっき、Aと坂田さんが二人で何か話してたって言ってたわね

工藤君からは漫画の話としか聞いてないけど

それとも工藤君も本当の事は聞いてないの？

どちらにせよ、何でAは命を狙われているのに冷静なの？

私なら……いいえ、考えたくないわ

もしもそれが組織に追われてる私なら…なんて


沖｢んじゃまぁ、そろそろ寝やすかィ

大好きですぜィA、おやすみ｣

『…おやすみ』

哀｢！！｣


まずい、彼が出てくる

早く隠れないと…


沖｢……それで？そこでコソコソと何してるんでィ？灰原｣

哀｢…気付いてたのね｣

沖｢盗み聞きするならもうちょい気配殺しなせェ

Aは気付いてなかったが俺にとっちゃバレバレでしたぜ？｣


気配を殺す、ね

今のでも充分消していたつもりだけど


哀｢どうしてAが命を狙われてるの？｣

沖｢原因は明確になってねぇが

少なくともあいつに恨みを持ってる奴等だろうよ｣

哀｢それは真撰組として仲間を消されたから、とか？｣

沖｢だけならいいんだけどな…｣

哀｢まだ何かあるの？｣


お兄さんの顔は昼間に見た時とは比べ物にならない位深刻だった


沖｢中には天人もいるんでさァ

正直奴等とAはあまり接点がないんでィ｣

哀｢じゃあどうして…｣

沖｢それが分かりゃ困っちゃいねェよ

とにかくこれは俺達の問題でさァ

死にたくなかったら下手に首突っ込んでくるんじゃねぇぞ｣

哀｢無理と言ったら？｣

沖｢なら好きにしなせぇ、けど…

それで肉塊になっても知りやせんぜ？｣

哀｢っ！｣


何、今の…

とても強い殺気…それに一瞬組織の奴等と同じ感じがした

前にAが見せた殺気とは違ってまるで“本物”…


沖｢分かったら大人しくしてな

オメーもさっさと寝て良い夢見なせぇ

宮野さんよ｣

哀｢…えぇ、そうさせてもらうわ｣


敢えてシェリーと呼ばなかったのは彼の優しさだろうか

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