専売特許-15 ページ40
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『……それで、助けてもらったお礼に、と』
とりあえず沖矢さんとコナン君に助けてもらい一緒させて貰ったということを説明した。
まぁ結局全部バレてたし、なんならガラス越しに店の中を覗いていたこともバレていたのだけれど。
あの時安室さんはJKとお話タイムだったはずなのに……後ろに目でもついてるんだろうか…
「では沖矢さんとは昨日初めてあったんですね?」
『………そういうことです』
「……………」
何故か安室さんに見下ろされて椅子に座ったまま縮こまる。これじゃまるで取り調べだ。
バイトが終わって参考を聞いてちゃっちゃと帰るはずが、何でこうなった。
『だから好きなものも分からないし、同じ歳くらいの安室さんに聞けばいいかなって思ったんです』
よく考えたら私は全く悪くないと思うのだが、あんな笑顔なのに物凄い威圧的な安室さんに逆らうなど命知らずも良いところだと感じたのでこうなっているのだ。
「そうですか…まぁ、それなら安心しました。彼の
『なんですかそれ…安心って』
私の話を聞いて口に手を当てたまま黙っていた安室さんはそう呟き、私の問いかけに今度はいつもの笑顔で笑った。
「だって僕の方が沖矢さんよりもAさんと親しいってことですから。それに、好きな女性が他の男性と楽しそうにしてれば誰だって気になるでしょう?」
嬉しそうな口調でこれまたさり気なく恥ずかしいことを言ってのける人だな。
『…というか、安室さんこそ沖矢さんと知り合いだったなんて驚きましたよ』
「…………まぁ
『え、』
「なんてね。冗談です。さぁ、もう遅いですし帰りましょうか。送っていきます」
遅いですしって誰のせいだと…
それに仇って一体なんの……そこまで仲が悪いんだろうか。
安室さんにあそこまで言わせるって沖矢さん一体何をやらかしたんだ…
少し想像したが、それだけでも背筋が凍りそうなので一瞬にして放棄する。
とにかく一つ言えることは______
……一緒に出かけることは死んでも言えない…!
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山梔子(プロフ) - 真紅さん» 真紅さん初めまして。コメありがとうございます!頑張ります〜(^○^)! (2018年6月20日 0時) (レス) id: 1444a1608d (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2018年6月19日 16時) (レス) id: f5ab8da157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山梔子 | 作成日時:2018年5月24日 23時