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勘違いの始まり-3 ページ14

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「たしかに、歳とるにつれて余程差がない限りは年の差って気にしなくなるわよねぇ」


私に同意するように梓さんが呟いた。
蘭ちゃんたちはイマイチぱっとこないのか、そんなものなのかと首を傾げる。

中学生や高校生だと2つ3つ学年が違うだけでも随分と変わって感じるだろうし、気になる問題なのだろう。


『まぁ、要は好きになったら関係ないってことかな?年とかじゃなくてこの人だから好きって思えるような人と出会えるといいよねぇ…』


「……………」


………やばい、自分で言っておいてすごく恥いなこれ??
え、3人とも無言で見るのやめて。そんなに見ないで…本当に…待って穴があったら入りたい…



『な、なんてね〜…偉そうに言える立場じゃないけど…あはは…何言ってるんだ私』


言葉の途中で恥ずかしさがピークに達して思わず顔面を手で覆った。
誰か私を殺せ。今すぐだ。

しかし、じっとこちらを見ていた3人は私の思いとは裏腹に天を仰ぎ始めた。


「Aさん彼氏いないなんて嘘でしょ…」


「こんな素敵な子に彼氏がいないんだから私にできるわけがなかったのね…」



「でもAさんに好かれる人とか絶対幸せだよね…」


わかる〜…と何故か同意し始める3人。
待ってそう言う反応されると思ってなかったよ私。



「私思ったんだけど、Aちゃんと安室さんお似合いだと思うのよ」

「え、梓さんも思ってました?実は私も思ってて…」


かと思えば急にかっと真剣な顔をして肘をつき始めた梓さんに続いて蘭ちゃんまでもがすっと真面目な顔になる。
ねぇ、2人ともそんなキャラじゃなかったよね。

雲行きが怪しいことなんか鈍くても分かる。



「Aさん、ぶっちゃけ安室さんとかどうですか?」


「よく一緒にシフト入ってますし!ラブな展開とかがあったりしないんですか!?」



『いやいやいや!ないないない!』




確かに一緒にシフトに入ることは多いけど、全くそんなことはない。普通に普通だ。昨日のことは不可抗力というか、あれは助けてもらっただけだし。


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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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山梔子(プロフ) - 真紅さん» 真紅さん初めまして。コメありがとうございます!頑張ります〜(^○^)! (2018年6月20日 0時) (レス) id: 1444a1608d (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2018年6月19日 16時) (レス) id: f5ab8da157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山梔子 | 作成日時:2018年5月24日 23時

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