風邪っぴき高校生2《JW》

神山重岡 リク ページ33

神山side


怠いを通り越して体が痛い




マスクに明らかに体調の悪い顔で行ったからか同じクラスのしげには即バレ




熱も高いから誰かと帰った方がええって言われて保健室のベッドに寝かされてる




目閉じそうなんやけど咳も酷くて全然寝られへん




神｢げほっげほっ…けほっ…はぁっ…｣




先生｢大丈夫？さっきよりしんどそうやけど｣




神｢大丈夫です…もう授業終わる時間ですか？｣




先生が答えるよりも先にチャイムが鳴った




先生｢もうお友達が…ガチャ ｢失礼しまーす｣




重｢かみちゃん迎え来ました、荷物も持ってきたんでこのまま帰ります｣




先生｢ありがと、じゃお大事にね｣




神｢ありがと…ございます…｣




重｢かみちゃん立てるか？背中乗る？｣




神｢大丈夫、しげ荷物ありがと｣




重｢ん、ほないこか｣








いつもの道のりが異様に長く感じる




神｢しげっ…げほっ…げほっげほっ…ちょっと、待って、｣




突然喉が苦しくなって咳き込むと険しい顔をしたしげが背中をさすりながら近くのベンチに座らせてくれた





重｢しんどいな？咳も出てきてもうた？｣




収まってからまたゆっくり歩き始めてやっと部屋の前に到着




神｢ありがと…ん、荷物｣




重｢えぇ、なんでよ笑 入んで？笑｣




神｢移るからええて…けほっ｣




重｢移らんて！こんな弱ってる人置いてけるわけないやろ笑｣




ニッと歯を見せて笑うしげには敵わん




神｢…助かる…｣




重｢はい入った入ったー笑｣




重｢おじゃましまーすって言っといてなんやけど食べれそうなもんある？買ってくるわ、なんか｣




神｢ご飯は無理…｣




重｢ん〜じゃなんかデザート系とか冷たいもん買ってくるな、すぐ戻ってくるから！しんどかったら連絡してな｣




神｢ありがと｣

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