おとんとこどもたち《JW》

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流星side





望と手繋いで家のドアの前まで来ると今日は珍しく音がしない






ばたばた足音と叫び声が聞こえて｢こら！｣言うてドア開けるなんて日常茶飯事やからな







2人で寝てるんかなぁと思ってドアを開けると、やっぱりきゃっきゃ騒ぐ声








流｢暴れるな言うたやろーなにしてんねん今日は｣



淳｢だいきが！はなしてくれへんのー！｣



大｢ちゃう！ちゃうねん！じゅんにぃがなっ、｣








どう見ても暴れたあとのぐっちゃぐちゃな髪で大きめのソファーにわざわざくっついて座る2人








わざわざくっついてるのにお互い｢あっちいけ｣言うて





どこまで仲いいんやこいつら








流｢はぁ、まぁええわ、怪我せんといてなーって大毅冷えピタどこ行ってん｣




大｢あ、ええ？どこやろぉ｣




流｢あとで貼り変えるか、あれ、望…のぞむー何しとんのー？｣








後ろにくっついてきてると思ってた望がまだ玄関から上がってこない







玄関に見に行くと、靴を丁寧に並べ直して、にっこぉって振り向かれた







このにこにこ笑顔はたぶん｢褒めろ｣っていう笑顔



…めちゃめちゃかわええ(笑)







流｢えらいなぁ、並べ直してくれたん？そろそろリビングおいで｣







頭ぽんぽんすると嬉しそうにくっついてきた







大｢あ！のぞむ！こっちこっち｣







望の顔見るなり嬉しそうに呼んでくれる大毅



大毅も淳太に似て優しいお兄ちゃんやもんな







大毅が淳太との間あけてソファーを叩くと、望が2人の間によじ登る







望｢だいにー、じゅんにー、たーらいま！｣



淳｢おかえりのんちゃー！｣ 大｢おかーりー！｣







3人でギューッてして1人ずつ今日の活動報告







いつからかわからんけどこれが日課



そのあとは宿題とか次の日の準備とかして、ご飯食べてお風呂入って寝る








望がわかりやすいようになるべく同じ時間同じルーティーンで過ごせるように努力してる









ご飯食べ始めるあたりからこどもたちの｢ねむい、だっこ｣攻撃が始まって俺の腕が死んでくる








交互にだっこすると結構体力必要やねん







望と大毅が寝たら淳太タイム(笑)





この時間にその日あったことをいろいろ話してくれる




大毅と望は嫌なことがあったら、わーって泣ける歳やけど、淳太はそうも行かん







淳｢おとん、もうねむい｣



流｢うん、そろそろ寝よか。おやすみ｣



淳｢おやすみ…｣





end.

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