おとんとこどもたち《JW》

日常 ページ2

流星side




流｢じゅんたおきやぁ？｣







ぱちっと目を開けてくれる我が家の長男



この子は寝起きが良くてほんまに助かる







淳｢おとんおはよぉ｣



流｢おはよーさん、おかんに挨拶した？｣



淳｢おかんおはよぉ｣ 流｢おかんおはよ｣







2人でリビングの仏壇の方を向いて空のおかんに挨拶


朝と夜はもちろん、いってきますもただいまも欠かさない







流｢よし、お顔洗って先にご飯食べといで｣



淳｢はぁい…あ、おとぉん、きょうな、たいいくあんねんて、ほんで、｣



流｢あ？！体操着？！ちょ、準備してくるわ！大毅起こしといて！｣









せや、一昨日は望も大毅も全然寝れんくて洗濯できんかったから昨日まとめて洗濯したんや…




淳太と大毅送ったら全部たたまな









リビングのソファーに置かれた洗濯物の山から淳太のセットを引っ張り出して袋にしまった








流｢じゅんたー…あー、今日はあかん日かぁ…笑 もうええよ、どうせ起きひん笑 先リビング行っとき｣









寝室のドアを開けると布団を被った大毅を起こそうと格闘する淳太





大毅の寝起きは日によるからパッと起きてくれる時はええんやけど、今日はあかんらしい







流｢だいきー起きやー、小学校遅れんで｣



大｢んぅ…おとぉん…｣



流｢おとぉんちゃうねん笑 もう遅れてもおとん知らんでー｣






ポンポン布団をたたくともぞもぞ動き出して寝癖つきの髪の毛で起き上がった






流｢はい起きた起きた、顔洗い行くでー｣






足の間に挟みながら洗面所まで強制連行






淳｢だいきおそい！先いくで！｣



大｢んえぇ…じゅんにぃまっててー｣









淳太はぷんすかしながらランドセルに荷物つめとるけど、きっと今日もなんやかんや待っといてくれるんやろ




なんなら大毅の支度手伝ってあげんねん




手伝ってもらったら大毅もきっと満面の笑みで｢ありがとぉ！｣言うて淳太に手引っ張られて家出てく







ほんま優しくてええ子達






優しすぎるくらい優しかったおかんの子やもん


そらそうや








淳｢おとん！行くな！おかんいってきまーす！｣



大｢いってきまぁー！｣








ほら、今日も2人仲良く黄色い帽子かぶってお揃いのランドセル背負って手繋いで出てった








さぁて、こっからやで







流｢のぞむー…｣






扉を開けるとすぅすぅ寝息立てて気持ちよさそうに寝とる




今日は幼稚園行くまで何分かかるんかぁ、笑

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