・ ページ15
重岡side
かみちゃん全然集中してへんのやけど
でも真面目な神ちゃんやから、ちょっとやそっとのことで仕事を疎かにするわけない
収録が終わって楽屋で声をかけた
｢かみちゃん｣
｢ん？｣
｢今日なしてん？｣
｢なにが？｣
とぼけながらケータイいじって
こっちは真剣なんやけど
体調悪いとかやと困るから心配してんねん
｢いや、今日、あのー、その、集中できてないかんじ、したから…？｣
｢普通通りやけど。｣
｢…普通通りなんやったら、もうちょいちゃんとやって｣
｢は？しげやっていっつもちょけてるやんか｣
｢いやそーやなくて。質問もクイズも聞いてなかったやろ、そういうの、｣
｢聞いてた。｣
全然会話が噛み合わんし、お互い声がおっきなってメンバーの耳がこっちに集中してんのもわかってたけど
｢なぁ、体調でも悪いんとちゃうの？普段そんなんやないやんか｣
｢悪ないし。しげ声でかい｣
｢やったらちゃんとやってくれへん？｣
｢はぁ、もうええ。｣
そういって荷物をひったくってバタンっと楽屋から出ていってしまった
うわー、気まずい
楽屋おるのも嫌やけどこれでかみちゃん追っかけんのもなんか違う
｢まぁしげの言いたいこともわかるけどなぁ、｣
近くにいた照史が眉毛を下げて話しかけてきた
｢かみちゃんも、変にヘラヘラしてるわけやなくて調子良うないんやろうな、って気づいてたんやろ？｣
｢うーん、なんかなぁ、体調悪いんやったら素直に言って欲しくて声掛けたつもりやってんけど｣
｢みんなたぶん思っとったよ。でも、体も心も弱ってる神ちゃんに今｢普段通りにしろ｣って言うんは1番難しいことやったかな｣
｢はぁ、せやんな、やらかした｣
｢まぁ、帰ってきたら、ちゃんと言って欲しかったって伝えとき｣
｢ん、そーする｣
さすがに帰りの時間は忘れないやろと思って楽屋で待ってたんやけど、5分前になっても戻ってこない
｢忘れてるんかな、｣
｢いやー、忘れへんと思うで｣
｢スタッフさんにつかまっとるとか｣
｢ちょっと探してくるわ｣
廊下探しても全然おらんくて、ケータイも繋がらん。
戻ってこーへんから、自分で帰ったかスタッフさんにつかまって一緒に帰ったか。
荷物も持ってるしええかってことで解散になった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 580人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく - リクエスト応えていただきありがとうございます！毎回とてもいいお話ありがとうございます！これからも楽しみにしてます♪ (2019年10月23日 1時) (
レス) id: 3240da5017 (このIDを非表示/違反報告)
り?(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました！今回も最高でした、、！これからも応援しています！ (2019年8月3日 2時) (レス) id: abbfdf0b4e (このIDを非表示/違反報告)
りゅう(プロフ) - たくさんのリクエストありがとうございます！締め切ります！ (2019年7月14日 9時) (レス) id: ce2d75472e (このIDを非表示/違反報告)
まい - いつも楽しく読ませて頂いてます！作者様のお話大好きなのでリクエストお願いしたいです！高熱の照史くんを淳太くんが看病するお話が読みたいです♪ちょっと甘えたりするとうれしいです！よろしくお願いします(*´∀｀*) (2019年7月13日 23時) (レス) id: df3ff67e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆづる(プロフ) - はじめまして！よろしければドラマ撮影とツアーが被り過労になるしげちゃんが見たいです、その役柄も難しくて寝る暇も惜しんで役作りやツアーの準備をし重めの体調不良でなかなか治らなくでも無理して仕事をする…！など。いつでも大丈夫ですのでよろしくお願いします！ (2019年7月13日 23時) (レス) id: d39cd0ebef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りゅう | 作成日時：2019年1月23日 23時
