風邪っぴき高校生《JW》

・ ページ35

神山side


朝、のんちゃんよりも早く起きて体を起こすと節々が痛い。
昨日咳してたからそれかな？とは思ったけど立ち上がった瞬間に体が沈んでいくような感覚で焦ってベッドに座り直して体温計を取る。



そういえば昨日のんちゃん38度やったな、布団に丸まって寝てるし寒いんかな？まぁたしかにこの部屋寒い。夏やのに



ピピピピ ピピピピ



数字を見て起きる気力がなくなった。｢38.5｣



のんちゃんの看病もできひん、自分すら起きてられるかわからん



しげは流星に付いてるやろうし1個下の階のお兄ちゃん達に助けを求めた



prrrrrr



桐｢もしもし？｣



神｢…あきとく…泣｣



桐｢おん、なしたん？｣



神｢あきとく…昨日な、のんちゃん体調崩してもうてっ…まだ寝てるんやけど、俺、看病せなあかんっ…けどっ…熱あんねん…っ…｣



桐｢そーなん？！大丈夫…やないなぁ？今から行くからちょっと待っとってなぁ｣



電話して5分くらいでビニール袋に飲み物やら冷えピタやらを入れた照史くんとはまちゃんが来てくれた。



神｢…っ…｣



濱｢泣かへん泣かへん。泣いたら熱上がってまうからな？かみちゃんよぉ頑張ったなぁ｣



はまちゃんが頭を撫でてくれて安心してもっと泣いてしまった。のんちゃんも起きて照史くんに冷えピタ変えてもらってる。



神｢なぁ、りゅせ…｣



桐｢あ、しげから電話あってな、流星熱高いから看病手伝ってくれへんかって。淳太くんが行ったで｣



神｢ほんまに…はまちゃんも照史くんもありがと…｣



濱｢2人とも熱だけ？他になんか症状ある？｣



小｢体痛い…｣ 神｢俺もや…体…関節…？｣



桐｢あ〜…それ病院行ったほうがええやつやな 流星も一緒に病院行くか｣



濱｢せやな、淳太んとこ行ってくるわ｣



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
濱田side


ガチャ



濱｢淳太〜どう？｣



中｢なんか流星熱高いし体痛いって言うてて…｣



濱｢小瀧と神ちゃんも同じこと言うとった。3人まとめて病院連れてこうと思うんやけど…｣



中｢せやね。あんまり人数行ってもあれやし俺しげと留守番してるわ。行ってきてもらってもええ？｣



濱｢かまへんよ。ほんじゃ流星あったかくして玄関で待っといてな｣



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



見事に3人とも期待を裏切らずインフルやった…



これは1部屋に集めて二重にマスクして看病やな…

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す