Rainbow

2ndTarget ページ24

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神「いーーやーーや！！！」

中「頼むて神ちゃぁん」

桐「俺も一緒に行くから、な？な？」


朝から騒がしいなぁって思ってリビングに行ったらすごいしかめっ面の神ちゃんと神ちゃんの機嫌を一生懸命とってる淳太と照史がおった。


「どうしたんあれ」


苦笑いで見つめてる濱ちゃんによると、今度のターゲットを船上パーティーで仕留めるらしく、あー、神ちゃん泳げへんから船の上での依頼嫌いやもんな。とか思ってたら


濱「しかも女装してターゲットに近づいて欲しいんやって。」


あー。納得。神ちゃんがあそこまで嫌がるのが。
神ちゃんの過去を知ってる俺らからしたら行かんでええよって言ってまいそうやけど、このメンバーの中でそれが出来るのは神ちゃんしかおらんのも事実で。
これは難しいところやな。
それに、多分やけど神ちゃんは言い続けたらもうちょいで折れる。
折れへんやつは神ちゃんよりも神ちゃんの番犬の


流「絶対あかん」


こいつや。
神ちゃんよりもこっちのが頑固やでこれは。
淳太と照史の声なんて聞く気ありませんって態度や。
神ちゃんがもう折れてる所を見て、俺は助け舟を出してあげる。


「流星、お前も一緒に行ってきたらええやん。お前やったら何があっても神ちゃんのこと守れるやろ？」


俺が口を出したからか、めっちゃ不満そうやけどしぶしぶ了承した流星。
まあ俺かて神ちゃんの事は心配やからなるべく行かせたくはない。
でも淳太が考える作戦が俺らにとって最善で、1番リスクが低いことも分かってるから。
未だに不満そうな流星に小声で


「死ぬ気で守ってこい。証拠確認次第すぐに殺っていい。」


と伝える。
何か言いたげだった流星も、


流「わかってる。絶対とものことは俺が守る。」


って番犬モードに戻った。
あとはまあこれは独断やけど、神ちゃんに


「限界やと思ったらすぐに撤退していい。その時は俺がなんとかする。」


って伝えた。
無理だけはしやんといて欲しい。
神ちゃんが傷つくぐらいならリスクがあろうがなんだろうが全員俺がやっつけたる。

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