Rainbow

･ ページ21

sidePurple

珍しくしげが痛めつけるような殺し方をしてる。
多分仲間も殺されてるのに自分のした事を償うから生きさせてくれなんて頭悪いことを言い出したから。
まぁ後ろで聞いてただけの俺ですらイラッとしたからこれはしゃあないわな。
別に止める気もあらへん。
もうしげがそいつを殺したら終わりやから神ちゃんと流星も上から降りてきて俺らのところに来る。


「なんか、くずってどこまでもくずなんやなってこいつ見て思ったわ」

流「まあ人間ちょっとやそっとじゃ変わらへんからな」

神「すぐに救急車呼んだり、救命措置してたら奥さんは助かった確率が高かったのにも関わらず逃走。しかもさっき上から会話聞いてたらこいつらひき逃げはわざとや。」

「どういうこと？」

神「幸せそうにしてる人間が腹立つんやと。だからそれを壊すために、ひき逃げしてたみたい。」


しょーもない理由で何人もひき逃げしてきてたこいつらに呆れて声もでーへん。
くずとかですまんやろこれ。
もうちょい全員痛めつけてから殺してやれば良かった。


望「何回死んでも足りひんやろこいつ」


望の一言でやっと手を止めたしげがこっち振り返って


重「半殺しで止めとけばよかったな。二度と動けへんようにして森にでもほって帰ればよかったわ」


かなりイラつきがわかる。
普段仕事中はポーカーフェイスなしげが、こんなにイラついてるのは久しぶりに見たな。


中【みんなお疲れ、誰も怪我とかない？】

「ないよ、あってもかすり傷くらい。神ちゃんに消毒だけしてもらったら皆大丈夫や。」

中【よかった。ほんなら照史と神ちゃんが作ってくれたご飯あっためて並べとくから皆はよ帰ってきーや！】


淳太とやり取りを終えたら皆で車に乗り込む。
にしても流星と神ちゃん以外は血なまぐさいな〜笑
帰ったらとりあえずシャワーやな。

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す