● ページ48
『え､今なんて…？』
MG「防弾少年団のSUGAさんに楽曲提供をオファーしたって言ってんの」
『………』
MG「快諾して下さって､曲が出来上がったから明日試聴の場を設けた。直接SUGAさんにお礼言えよ」
『はい……』
MG「同じ93年生まれの2人がタッグを組む。話題性はあるし､お前の名前を広めるチャンスだ」
マネオッパの話が全然入ってこなかった。
何で？
私､ユンギがわかんないよ。
そんな思いのまま､翌日になってしまった。
扉をマネージャーが開けると､そこには既にユンギがいた。
MG「SUGAさん！来られてたんですね。遅くなってしまい申し訳ありません」
「いえ､僕らが早く来すぎただけなんで､時間通りですよ」
一瞬目が合った。
なんでそんな苦しそうな顔するの？
私の方が苦しいのに…。
なんて思ってたのは私の間違いだったのかも。
曲は､私とユンギしか知らない曲がベースになっていた。
あの頃も作りかけだったからユンギにしか聴かせた事がない。
メロディー覚えてたんだ。
歌詞を見ながら聴いていたら､ユンギの気持ちがわかった気がして､気付いたら泣いてしまっていた。
MG「え､おい､大丈夫か？」
『はい…すみません。いい曲だったのでつい…』
「あの」
MG「はい」
「少しウナさんとお話させて頂いてもよろしいですか？」
MG「はい､大丈夫です」
「2人で話したいので席を外して頂けますか？」
「………わかりました」
マネージャーの顔がちょっと引き攣ったけど､承諾してくれた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ruka | 作成日時：2020年5月14日 19時
