K-Story 2 (ページ5)

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駐車場を出て暫くしてAからの着信。

ずっと鳴り続けてるけど､出ないまま焦らす。

慌てふためいてる彼女を思い描いて笑みがこぼれる。

風になってみたくて､何もあてのない夜をひとりドライブ。

思えばAといるだけで､すべてがサプライズ。

今日だって本当に俺の好きな所に俺が好きなように行ったのに､ずっと笑顔で付いて来てくれた。

そんな彼女が愛おしくてしょうがなくて､これからもずっと一緒にいたいって思った。

Aん家の近くで車を停め､さっきから鳴りっぱなしの電話に出る。

『テヒョンアー!!!!!』

「ふふふっ」

『ずっとかけてんのに出るの遅いし！てか笑わないで！』

「だって運転してたし」

『わかってるわ！そんな事！』

「わかってるのに出るの遅いって怒るの？笑」

『だってさ！なんなのこれ！』

「ん？何が？笑」

『またそうやってはぐらかすー！』

「んふふふ(笑)」

『もう笑ってばっかじゃん！』

「今から戻るから」

『えっ!?』

「最初から戻るつもりだったし」

『えっ､ちょっ､はっ!?』

「はははっ(笑)何？笑」

『え､だって明日来るって……』

「知りたいんでしょ？指輪の事(笑)」

『知りたいけどさ！』

「待ってて､すぐ行くから」

『……うん』

もう言ってる事めちゃくちゃだろ(笑)
可愛すぎて早く戻って抱きしめたい。

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