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買い物を終え､車を停めてコテージへ戻る途中､昨日たまたま見つけた場所への道が目に入った。
JN「ちょっと寄り道して行かない？」
『寄り道ですか？』
JN「うん､なんか疲れちゃったから休みたい」
『あ､重いの持ってくれてるからですよね､すみません』
JN「あ､違う違う。そういうわけじゃないんだ。ちょっと休んでこ？ね？」
『はぁ｡｡｡』
ホソクが好きでもいい。
俺の想いだけでも伝えよう。
当たって砕けてすっきりしよう。
JN「ここ休めるようになってるんだ」
『こんな所あったんですね！』
綺麗な川が流れるちょっとした憩いスペース。
JN「見て､夕日が綺麗に見えるんだよ」
『本当だ！綺麗……』
JN「ここ看板とか出てないから知らない人が多いみたい」
『よく見つけましたね！先輩』
JN「考え事しながら歩いてたら､たまたまね」
『何か悩みでもあるんですか？』
JN「うん､ちょっと恋の悩み」
『恋…ですか…』
この話で気付いてくれるかな？
JN「でもその子さ､多分俺の事好きじゃないと思うんだ」
『え？そんな事ないですよ！優しいし､後輩思いだし…先輩がいるとその場が明るくなるし……とっ､とにかく先輩は素敵な人です！』
JN「ははっ。ありがとう」
好きな子にこんな風に思われてるなんて､それだけで嬉しいよ､俺は。
『その方は勿体無いですね､こんな素敵な先輩に想われてるのに｡｡｡』
JN「本当にそう思う？」
『え？は､はい…///』
少し意地悪したくなって顔を近づけてみる。
顔を上げたAちゃんに､やっぱり顔をそらされてしまった。
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作者名：ruka | 作成日時：2020年5月14日 19時
