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JN「俺さ､最近までその子には好きな人がいるんだって思ってて､だからただの先輩でもいいやって思ってたの」
その子後輩なんだ。
JN「でもそれは俺の勘違いだったみたい」
『それじゃチャンスじゃないですか！』
JN「そうだよね。でもその子さ､俺と目が合うとすぐ反らすし､話す時も俺の顔だけ見てくれなくてさ」
『そっ､それはきっと…先輩がカッコイイから恥ずかしかったんだと思います……』
あたしがそうだから｡｡｡
JN「そうなの？」
『あたしはそう思います…』
あぁ…なんか辛くなってきた。
JN「じゃあさ､Aちゃん…そう思ってくれてるって事？」
『えっ？』
もう一度顔を上げると､先輩があたしを見ていた。
JN「俺の顔ちゃんと見て話してくれないよね？」
『それは……』
JN「ごめん､ちょっと意地悪だったね」
『？？』
JN「わかると思ったんだけどなぁ(笑)」
先輩は笑ってるけど､あたしはさっぱり意味がわからない。
『あの､どういう……？』
JN「俺が言ってる好きな子って､Aちゃんなんだけどな」
『………えぇぇぇぇ!?!?』
JN「ひゃっひゃっひゃ(笑)」
『じょ､冗談ですよね？』
JN「冗談じゃないよ。ずっと好きだったよ」
『ずずず､ずっと？///』
JN「ホソクと一緒にサークルに入ってきた日､可愛い子だなって思った。それから目で追うようになって。
でも､隣にはいつもホソクがいて､Aちゃんもホソクといると楽しそうで､その笑顔を俺にも向けて欲しいなって思ってた」
先輩の言葉に､どんどん顔が熱くなっていく。
JN「ここに来てから､毎晩星に祈ってたんだ。思えば思うほど､きっと届くって」
恥ずかしがってばかりじゃ何も進まない。
あたしも､先輩にちゃんと気持ち伝えなきゃ！
『せっ､先輩！』
.
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作者名：ruka | 作成日時：2020年5月14日 19時
