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その日の夜。
寝れずにコテージのベランダで夜空を眺めていた。
『都会と違って星が綺麗だなぁ…』
ソクジン先輩…。
何度も諦めようとしたけど､この気持ちは大きくなるばかり。
星をなぞるように叶わない想いが叶うようにと何度も願ってみる。
『こんな事しても叶うわけないよね…』
後2日。
ナムジュンが言ったように前に進めるのかな…。
YJ「A」
『ユンジ』
YJ「こんな遅くに何してんの､風邪ひくよ？」
『なんか眠れなくて』
YJ「ソクジン先輩のこと？」
『んー』
ユンジには先輩のことを話してる。
YJ「今日仲良く夕飯作ってたくせにー。あたしにはいい感じに見えたよ？」
『ユンギ先輩もいたし､先輩はあたしの事後輩の1人としか思ってないよ』
YJ「そんなのわかんないじゃん。行動しないと何も始まらないし」
『だって先輩モテるし､あたしより綺麗な子いっぱいいるし……』
YJ「あんたねぇ…ウジウジすんのは告ってダメだった時にしなさいよ。何もしないうちからそんなんじゃ一生先輩とうまくいくわけないでしょ」
『………』
YJ「幸い､ソクジン先輩狙ってる子ここにはいないし､物にすんなら今回がチャンスだよ！」
『物にするって……』
YJ「頑張って､それでもダメだったら､その時は飲みに行こう！」
『ユンジ……』
YJ「当たって砕けろよ！」
『え､砕けるの？』
YJ「砕けちゃダメか(笑)」
『もう…ほんとに応援する気あるの？笑』
YJ「してる！してる！ほら､風出てきたし中入ろ？」
『うん』
あと2日。
ユンジのおかげでちょっと勇気が出たよ。
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作者名：ruka | 作成日時：2020年5月14日 19時
