Wishing on a star -JIN- ページ19
うっ､おもっ…
YJ「Aー！何してんのー！早く行くよー！」
遠くからピョンピョン跳ねてあたしを呼んでいる親友のユンジ。
あなたはお菓子の袋しか持ってないけど､あたし飲み物なんだけど。
手伝ってくれるという優しい心はないんでしょうか？
ジトーっとユンジを軽く睨んでいたら､持ち手を掴んでいても持ち上がらなかった袋が急に宙に浮いた。
ビックリして顔を上げると…。
『せっ､先輩……///』
「持つよ。こんなにいっぱい持てないでしょ？」
ソクジン先輩があたしに向かって微笑んでいた。
『ありがとう…ございます///』
JN「うん。Aちゃんはこれ持って」
『はい///』
先輩は､野菜が入った軽めの袋を私に渡した。
JM「ヒョーン！これも持って下さいよー。おーもーいー」
JN「ヤー！それぐらい自分で持てよ」
JM「えーA先輩のは持ってあげるのに？」
JN「これは女の子が持つには重いからだろ？お前の軽そうじゃないか！」
JM「えーヒョーン」
JN「そんな愛嬌したってダメだ」
ソクジン先輩はジミンと言い合いしながら歩いて行ってしまった。
ユンジは､後輩達と大笑いしながら前に進んでるし。
おいおい､親友ほったらかしっすか。
でもソクジン先輩…カッコ良かったなぁ///
“ポンッ”
『いたっ』
HS「顔､だらしなくなってんぞ」
NJ「どうせジニヒョン関係だろ」
振り返ると幼馴染のホソクと､友達のナムジュン。
HS「いつまでこのままでいるつもり？」
『え？』
HS「ジニヒョン､卒業なんだよ？」
そうだった。
来年はこの中に先輩いないんだ…。
『ってか何でっ』
HS「お前の顔見てりゃわかるって」
NJ「わかりやすいからね(笑)」
HS「気付いてんのは俺らだけだろうけど」
なんか急に恥ずかしくなってきた。
NJ「この3日間で前に進めるように頑張ろうよ」
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作者名：ruka | 作成日時：2020年5月14日 19時
